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マリリン・モンロー

マリリン・モンロー5 『ショウほど素敵な商売はない』1(3ページ)

マリリン・モンロー
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マリリン・モンロー専属メイク・アラン・スナイダー

「After You Get What You Want, You Don’t Want It(気ままなあなた)」を歌うマリリン・モンロー。

実に美しいアブストラクトな流星の刺繍が施されたドレス。

マリリンが「永遠のセックス・シンボル」であり得た理由は、その健康美にあります。

そして、一生懸命に踊る少女のようなムード・・・

休憩中のマリリンとドナルド・オコナー。

モンローのメイクアップ・アーティスト・アラン・スナイダー。

唇に完璧なカーブとシェードをつけるために口紅を5,6種類使った。セクシーだと納得するまで続けた。濡れてぽってりとしたマリリン・モンローの唇になるまでけっして妥協しなかった。マリリンの唇はほんとうは薄かった。丸い鼻を気にしていたから、ノーズ・シャドウにもたっぷり時間をかけた。

『マリリン・モンローという生き方』山口路子

アラン・スナイダー(1914-1994)について少し語りましょう。『モンキー・ビジネス』(1952)でマリリン・モンローのスクリーン・テストのメイクを担当して以来の専属メイクアップ・アーティストであり、あらゆるパーソナルなことにおいてのメイクまでも担当しました。そして、彼のみが、マリリンの死後、一切のハリウッド関係者が排除されたジョー・ディマジオ主導のマリリンの葬儀において、彼女の棺を担ぐことを許された人だったのです。

なぜならば、マリリンは生前に、彼にこう言っていてのでした。「私がもし死んだときは、あなたが私の死に顔にメイクを施してね」と。そして、アランはその約束を果たしたのでした。

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ウィリアム・トラヴィーラの傑作コスチューム

ヌードよりも、セクシーなコスチュームの誕生。

彼女は、雄の前で羽根を広げる孔雀のようだった。

見た目よりも、相当重いコスチュームで懸命に踊るマリリン。

なぜ60年以上前の映画の中の女性が今も色褪せないのでしょうか?

共演者ドナルド・オコナーと共に。

ワードローブ・テスト。そこでさえも表情はパーフェクト!

展示されたオリジナル・コスチューム。

そして、トラヴィーラのデザイン画。

マリリン・モンロー・ルック2  スパンコールドレス
  • 流星モチーフのシルバーとベージュのビーズとスパンコールが施されたペールピーチのカクテルドレス。ロングスリーブ、左腰にスパンコールのローゼット(円花飾り)とスリット
  • シルバーフェザーとスパンコールとタッセルのヘッドドレス
  • 白のハイヒールサンダル

マリリン・モンローの魅力の秘密はきっと、男たちに対して、俺にもチャンスがあるぞ、と思わせることだろう。

ビリー・ワイルダー(『七年目の浮気』と『お熱いのがお好き』の監督)

『ノックは無用』(1952)『モンキー・ビジネス』(1952)『紳士は金髪がお好き』(1953)『百万長者と結婚する方法』(1953)『帰らざる河』(1953)でマリリン・モンローの衣装を担当してきたウィリアム・トラヴィーラ(1920-1990)を悩ませたのは、彼女の大きなバストがショーのダンスシーンで左右に大きく揺れることでした。そのため全裸のマリリンのバストを特注のワイヤーでコルセットのように固定しました。

この曲の歌詞が、マリリンの人生のようで、とても切ないです。「あなたは私を求めるんだけど、私を手に入れるともう欲しくなくなるのね?」