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【カール ラガーフェルド】カール ラガーフェルド フォーハー(クリスティーヌ・ナジェル)

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©Karl Lagerfeld
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カール ラガーフェルド フォーハー

原名:Karl Lagerfeld for Her
種類:オード・パルファム
ブランド:カール・ラガーフェルド
調香師:クリスティーヌ・ナジェル、セルジュ・マジョリエール
発表年:2014年
対象性別:女性
価格:日本未発売

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カール・ラガーフェルドの香水に対するリベンジ。

©Karl Lagerfeld

カール・ラガーフェルド様

フレグランスは、鼻のためのファッションです。

カール・ラガーフェルド

〝ファッション界の帝王〟カール・ラガーフェルド(1933-2019)が唯一成し遂げられなかった偉業。それは歴史に残るフレグランスを残すことでした。そんな彼が、2000年に自身のブランドから生み出した香りが「ラガーフェルド ファム」でした。

そして、この香りの14年後に再びリベンジを果たすべく生み出されたのが「カール ラガーフェルド フォーハー」です。2014年3月に「カール ラガーフェルド フォーヒム」と共にペアで発売されました。2000年の香りを創造したクリスティーヌ・ナジェルセルジュ・マジョリエールによって調香されました。

この作品までラガーフェルドの香水は、コティによりライセンス販売されていたのですが、本作以降は、インターパルファムと共に生み出されることになりました。

キャンペーン・モデルは、ロシア生まれのファッション・モデル、カティ・ネッシャー(1984-)が起用されました。

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ピーチローズとレモネードをムスクが包み込んでゆく…

©Karl Lagerfeld

現代社会におけるフレグランスとは、洗練された雰囲気が必要で、あまりに地味なガーデンやフローラルの香りがする温室のような香りはボクはダメなんだ。

香水には洗練されたひねりが必要で、そうでなければ、古いものの方がいい。香水で大事なのは、発売されたときは新しくて、その後、バスルームで定番になることです。

カール・ラガーフェルド

太陽の光を浴びたシャープなレモンがそこにおられます。このキリっとしたレモンに、甘く熟したピーチが何事かを囁きかけています。それはまるで巧みに手なずけていくようです。そしてピーチの中にレモンは溶け込み、スパークリングするのです。

自分に自信のある女性がロックスタイルで街を闊歩するような颯爽とした香りのはじまりです。すぐにマグノリア、ローズ、プルメリアの華やかなフローラルブーケが加わります。

甘やかなピーチに華やかなローズが溶け込んでいきます。さらにレモネードで味付けされたマグノリアが素敵に調和し、もっともっときらめきを与えていく中、温かなプルメリアがウッディムスクとアンバーを運んでくれるのです。

やがてすべては円やかになり、明るくアイロンで仕上げたフレッシュリネンのようなクリーンな余韻が広がってゆくのです。個性を廃し、センシュアルな心地よさを追求した香りです。

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香水データ

香水名:カール ラガーフェルド フォーハー
原名:Karl Lagerfeld for Her
種類:オード・パルファム
ブランド:カール・ラガーフェルド
調香師:クリスティーヌ・ナジェル、セルジュ・マジョリエール
発表年:2014年
対象性別:女性
価格:日本未発売


トップノート:ピーチ、レモン
ミドルノート:マグノリア、ローズ、フランジパニ
ラストノート:ムスク、アンバー