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【グッチ】グッチ ギルティ コロン プールオム(アルベルト・モリヤス)

グッチ
©GUCCI
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グッチ ギルティ コロン プールオム

原名:Gucci Guilty Cologne pour Homme
種類:オード・トワレ
ブランド:グッチ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2019年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/10,890円、90ml/15,840円

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グッチ帝国ミケーレ王朝の革命的なメンズコロン

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2017年に、グッチのクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレの指揮下で生み出された「グッチ ギルティ アブソリュート プールオム」のコロン・ヴァージョンとして発売されたのが、2019年春に発売された「グッチ ギルティ コロン プールオム」です(日本では2019年6月5日に発売されました)。

17世紀からはじまるイタリア伝統のコロンを、ミケーレ王朝風に再解釈したウッディ・フローラル・ムスクの香りはアルベルト・モリヤスにより調香されました。

フレッシュなシトラスやハーブ、アンブロキシドに依存しない意欲的なメンズコロンであるにもかかわらず、「グッチ ギルティ」ラインから生み出されていることもあり、今のところ、ほとんど香水愛好家の注目を浴びていない〝悲しきオーデコロン〟の傑作です。

ミケーレとモリヤスは、グッチのフレグランス創造において、どうやら本気で『人と違うことを恐れず、 自分らしさを自由に謳歌する』というテーマに忠実に、完全に独自の惑星を遊泳しつつあるようです。

つまりは、グッチ帝国ミケーレ王朝のフレグランス・ラインは、ファッション・フレグランスではなく、ニッチ・フレグランスと呼ぶに相応しいユニークなものがたくさん生み出されていることを私たちはそろそろ認識しなければなりません。

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ヘリオトロープのフレッシュクリーミーコロン

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まだほとんど注目を浴びていないこの「グッチ ギルティ コロン」は、通常のコロンのように華々しく弾けようとするベルガモットの気勢を制するジュニパーベリーとローズマリーのフレッシュなハーブのエアリーな煌きからはじまります。

ミントのように切れ味のよいシャープな香りに包まれながら、サイプレスとシダーウッド(イソEスーパー)、パチョリがすべてを円やかにウッディ・ブレンドしてゆきます。

やがて、花の蜜のようにクリーミーなヘリオトロープがこのコロンのセンター・ポジションを獲得していることを私たちは肌で感じ取ることになります。そうですこのコロンは『ヘリオトロープのフレッシュクリーミーコロン』なのです。

さらに、ヴァイオレットがほのかな甘さを加えてゆきながら、ホワイトムスクがすべてをやわらかく、甘く、グリーンに、ひんやりメタリックな余韻で包み込んでゆくのです。

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香水データ

香水名:グッチ ギルティ コロン プールオム
原名:Gucci Guilty Cologne pour Homme
種類:オード・トワレ
ブランド:グッチ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2019年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/10,890円、90ml/15,840円


トップノート:ジュニパーベリー、ローズマリー、カラブリアン・ベルガモット
ミドルノート:サイプレス、ヘリオトロープ、ヴァイオレット
ラストノート:ホワイトムスク、シダー、パチョリリーフ