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ガブリエル シャネル ロー|〝フレッシュベリーのきらめき〟に祝福される四種類の白い花々

シャネル
©CHANEL
シャネル
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ガブリエル シャネル ロー

原名:Gabrielle Chanel L’Eau
種類:オード・トワレ
ブランド:シャネル
調香師:オリヴィエ・ポルジュ
発表年:2024年
対象性別:女性
価格:50ml/17,600円、100ml/24,200円
公式ホームページ:シャネル

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あなたの邪魔をしないエレガンスに包まれる。

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創始者ガブリエル・シャネルの名を冠し、2017年9月に、14年ぶりの新作フレグランス「ガブリエル シャネル」が発売されました。そして2019年9月に、その続編(フランカー)となる「ガブリエル シャネル エッセンス」が発売されました(日本では、2020年4月3日に発売された)。

さらにオリジナルのパルファム版として2022年7月(日本発売は8月5日)に「ガブリエル シャネル パルファム」が発売され、2024年8月2日に発売された第四弾が「ガブリエル シャネル ロー」です。

シャネルの4代目専属調香師オリヴィエ・ポルジュにより調香されたこの香りは、彼自身が5つの言葉でこの香りについて言い表すなら、「フローラル、ソーラー、なまめかしさ、ビロード、官能的」と表現した香りです。

グラース産チューベローズ、エジプト産ジャスミングランディフローラム、コモロ産イランイラン、チュニジア産オレンジ・ブロッサムといった4つの白い花々が「ガブリエル」シリーズの主役です。

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〝フレッシュベリーのきらめき〟に祝福される四種類の白い花々

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シャネルが〝ソーラー・バイブレーション〟と形容し、〝究極のフローラル宣言〟をしたオリジナルの「ガブリエル シャネル」は、アルデハイドとグレープフルーツ×マンダリンがひとまとめになり、シャンパンのように弾け合い、発泡しながら、ひときわ明るく美しい素肌を生み出すように降り注ぐようにしてこの香りははじまります。

さらに美しい「シャネルの限りなく透明に近い白」を生み出していくように、フルーティーなブラック・カラントも溶け込み、爽やかなきらめきに満たされてゆきます。さぁ、天然香料だけでは決して到達することは出来ないであろう〝本物以上にあざやかで美しい〟花と果実の輝きのはじまりです。

まず一番最初に現れるフローラルは、クリーミーなグラース産のチューベローズ(1987年よりシャネルが独自に提携しているムル家の農場で、2010年代はじめにグラースの廃業するチューベローズのサプライヤーがジャック・ポルジュに託した最高品質のもの)です。

さらに、すぐ後から(エキゾチックな)エジプト産のジャスミン、(甘くフレッシュな)チュニジア産のオレンジ・ブロッサム、(グリーンフルーティーな)コモロ産のイランイランといった計4種類の白い花々が、軽やかに、競い合うように香りを放ちます。

敢えてローズが排除されているのが、ガブリエルのガブリエルたる所以です。つまりはココ・シャネルになる前の、まだ無邪気だったガブリエル時代のシャネルの香りなのです。

以下、オリヴィエ・ポルジュによる4つの香料に関する説明を記述していきましょう。

  1. チュニジア産のオレンジ・ブロッサムは、この香りにフレッシュとスパークリングする感覚を与えています。まるで光り輝く太陽のような花の側面を生み出しています。
  2. コモロ産のイランイランは、シャネル独自の抽出プロセスで抽出された最高級なエクストラ(4つのグレードの中の最上級のもの、水蒸気蒸留の最初の1~2時間で採れるもの)。グリーンかつフルーティーな側面を強調し、薬のような側面を減退させ、より明るい側面が強調されています。
  3. エジプト産のジャスミングランディフローラムが使用されており、N°5で使用されているグラース産とは別のものです。イランイランとの相性がよく、軽いインドールを伴うフルーティーで芳醇な少し甘いジャスミンです。そして、ジャスミンは、オレンジ・ブロッサムにより、濃密な香りを拡散させることが出来るのです。
  4. チューベローズは、フレグランスによく使用されるエジプト産ではなく、グラース産のものが使用されています。それはシャネル独自の秘密のプロセスを経た、〝とてもグリーンで、ワックスのようでもあり、レザーの質感も持ちながら、ジャスミンのようなクリーミーさもある〟奥行きのあるチューベローズです。この僅かなチューベローズがジャスミンのクリーミーな側面を引っ張り出す役割を果たしています。

かくして4つの花々が渾然一体となるフローラルブーケは、まるで最高のプロポーションと美貌を誇る若手女優の大競演とも言える「花の祭典」の如く、それぞれが伸び伸びと華やかさを演出しながら、クリーミーなサンダルウッドとベンゾインに導かれてゆきながら、バニラ・アブソリュートとムスクの渦巻く星雲に引き込まれていくのです。

そんな「ガブリエル シャネル」の世界観を、オード・トワレとして、太陽の光に愛されるグリーンの輝きと、摘み立てのレッドベリーの爽やかな酸味で照らし出すこの香りは、〝フルーツのきらめき〟に祝福される四種類の白い花々という解釈のフレッシュ・フルーティー・フローラルの香りです。

四種類の「ガブリエル」の中で最もムスキーなこの香りは、従来のゴールドに染まるボトルではなく、ベージュゴールドに染められているのも特徴的です、

新しいキャンペーン・ガールとして、オランダ出身のリアン・ヴァン・ロンパエイ(1996-)が起用されん咲いた。2014年にニコラ・ジェスキエールによりルイ・ヴィトンの専属モデルに選ばれたことからはじまるキャリアの頂点に上りつめたスーパーモデルの一人です。2019年12月から2021年9月までファッションモデルの先輩フライヤ・ベハ・エリクセンと交際していました。

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香水データ

香水名:ガブリエル シャネル ロー
原名:Gabrielle Chanel L’Eau
種類:オード・トワレ
ブランド:シャネル
調香師:オリヴィエ・ポルジュ
発表年:2024年
対象性別:女性
価格:50ml/17,600円、100ml/24,200円
公式ホームページ:シャネル


トップノート:レッドベリー、グリーンノート
ミドルノート:ジャスミン、オレンジ・ブロッサム、イランイラン、チューベローズ
ラストノート:ムスク、サンダルウッド