ココ・シャネルがデザインしたのかもしれないナイトガウン
最後に、ココ・シャネルがデザインしたのかもしれないナイトガウンと、カール・ラガーフェルド時代のシャネルにおいて、この作品にオマージュを捧げたコレクションをご紹介させてください。

はじめてこの作品を見た夜、この男が夢に出て来ました。
女Aのファッション11
ナイトガウン
- デザイナー:ココ・シャネル
- シルクのショールカラーとプリーツ生地のナイトガウン

恐らくホワイトフェザードレスの下に着ていたガウン。

『奥さまは魔女』のエンドラのようなメイク。

夫(?)Mを演じるサッシャ・ピトエフの面構えがカッコいい!
シャネル2011年春夏コレクション

2010年10月パリファッションウィークのシャネル。

マリエンバートの庭園からインスパイアされた室内庭園。

カール・ラガーフェルド渾身のコレクション。80人編成のオーケストラが演奏する中18分間のランウェイははじまりました。

アマンダ・サンチェス

2.55クラッチ

フリーダ・グスタフソン

フェザーバッグ

ブリット・マレン

ホワイトフェザードレスを彷彿させる襟元

アンジャ・ルービック

カーリー・クロス

伝説のシャネル・アンブレラ!45分で世界完売した幻の傘。

コンスタンス・ヤブロンスキー

まさにマリエンバート・フェザー!

シャネル神、イネス・ド・ラ・フレサンジュ様。

当時50代半ばにして、他のどのモデルも凌駕する圧倒的な存在感。

今のモデルに失われているものがそこにあります。

カルマン・キャス

ハイジ・マウント

首元にブラックフェザー!

サーシャ・ピヴォヴァロヴァ

ハイライトとも言えるブラックフェザードレス。

悪魔のようなメイクアップ。

ステラ・テナント

少しマリエンバート・カット風。

カール・ラガーフェルド様。背後にマリエンバート風階段。

華のある存在・アンジャ・ルービック

フェザーに包まれる二人の悪魔

足元だけがアンバランス。

アレハンドラ・アロンソ

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そして、シャネル2023年春夏コレクション

©CHANEL

クリステン・スチュワート ©CHANEL
私たちが見た映画、私たちに憑依した映画、そして私たちが発明した映画『去年マリエンバートで』、ヌーヴェルヴァーグ、ガブリエル・シャネルの魅力、カール・ラガーフェルド、夜、羽、スパンコール、ヒール。物事がごちゃ混ぜになるのが大好きです。
ヴィルジニー・ヴィアール
2022年10月に発表されたシャネルの2023年春夏コレクションにおいて、2019年2月にカール・ラガーフェルドからバトンを受け継ぎアーティスティック ディレクターに就任したヴィルジニー・ヴィアールは、『去年マリエンバートで』を、長さ200m、高さ10mの巨大なパノラマスクリーンで上演し、ランウェイの背景に使用しました。
作品データ
作品名:去年マリエンバートで Last Year in Marienbad / L’Année dernière à Marienbad(1961)
監督:アラン・レネ
衣装:ココ・シャネル
出演者:デルフィーヌ・セイリグ/ジョルジュ・アルベルタッツィ/サッシャ・ピトエフ