究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ
マーク・ジェイコブス

【マーク ジェイコブス】デイジー ラブ (アルベルト・モリヤス)

マーク・ジェイコブス
©MARC JACOBS
この記事は約4分で読めます。

デイジー ラブ

原名:Daisy Love
種類:オード・トワレ
ブランド:マーク・ジェイコブス
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:50ml/11,880円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム

スポンサーリンク

マーク・ジェイコブス初のグルマン・フレグランス

©MARC JACOBS

「デイジー ラブ」は、カリフォルニアのマリブ・ビーチで、日没間近に、黄金色に輝く世界の中で天真爛漫にはしゃぎあう女の子たちをイメージした香りです。

太陽の輝きを放つ、若々しい肌を愛撫するように、爽やかな海風と戯れる。そんな彼女たちの屈託のない幸福感を思い起こさせます。

アルベルト・モリヤス

1996年に独立し、1997年よりルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクター(1997-2013)に就任したマーク・ジェイコブス(1963-)は、コティと提携し、2001年に初フレグランス「マーク・ジェイコブス」を発表しました。

そんなマークにとって、2003年の村上隆とのコラボレーションが、『Kawaii』デザインに目覚める一大転機となりました。かくして2007年に、史上初めてボトルに花びらをつけたフレグランス「デイジー」が発売されることになりました。

そして、フランカーが継続して発売される中、2014年の「デイジー ドリーム」を最後に、新作フランカーのリリースは途絶えていました。

時は経ち、4年ぶりのフランカーとして2018年4月に発売されたのが「デイジー ラブ」です。ブランド史上初の煌くようなグルマンの香りは、アルベルト・モリヤスにより調香されました。

デイジーの愛らしい世界感である、緑豊かな野原から、燦々と太陽が降り注ぐ海岸へと舞台を移し、友情・愛・姉妹愛というデイジーの象徴的なストーリーを継続させています。

幸せの瞬間を再現した香水です。

アルベルト・モリヤス

スポンサーリンク

マリブ・ビーチの誘惑

©MARC JACOBS

クラウドベリーは、ジューシーでハッピー、そして、カラフルでフルーティなタッチを持ち、「デイジー ラブ」の楽しげな雰囲気を紹介しています。ドリフトウッドとムスクは、そんな香り全体を温かさで包み込み、潮風を感じるビーチが太陽によって暖められる感覚を表現しています。

アルベルト・モリヤス

クラウドベリーとは、ホロムイイチゴのことです。甘さの奥に円やかな酸味がある独特な香りが特徴です。甘く弾ける砂糖漬けにしたベリーの香りから『ラブ』という名のこの香りははじまります。

すぐに、クリーミーなデイジーの白い花びらに、温かいカシミヤムスクと潮風のようなドリフトウッドが重なり合います。それは青空の下に広がるまぶしいほどの美しいビーチから見る白い雲のように、ふんわりと甘い綿菓子のようなフルーティーなベリーの余韻に満たしていくようです。

「デイジー」は、自然の中で至福の時を楽しむ、若くのびのびとした女の子のために作られた、繊細で爽やかな花々の香りです。一方、「デイジー ラブ」は、美しいビーチで海や太陽の暖かさを楽しむ、まるで肌を撫でるような香りです。

アルベルト・モリヤス

ソニック・ユースのインディーズ時代最後のヒット・ソング「ティーン・エイジ・ライオット」(1988)のオープニングをバックミュージックに、カリフォルニアのマリブ・ビーチで無邪気に戯れる少女たち(と言ってもどこからどう見てもスーパーモデルたち)。

ヴィジュアル・モデルを務めるのは、シンディ・クロフォードの娘カイア・ガーバーとオーブ・ジョリクール、フェイス・リンチです。

スポンサーリンク

香水データ

香水名:デイジー ラブ
原名:Daisy Love
種類:オード・トワレ
ブランド:マーク・ジェイコブス
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:50ml/11,880円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム


トップノート:クラウドベリー
ミドルノート:デイジー
ラストノート:ドリフトウッド、カシミヤムスク