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ニナ・リッチ

【ニナ リッチ】ベラ(ルイーズ・ターナー/ソニア・コンスタン)

ニナ・リッチ
©Nina Ricci
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ベラ

原名:Bella
種類:オード・トワレ
ブランド:ニナ・リッチ
調香師:ルイーズ・ターナー、ソニア・コンスタン
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:30ml/7,040円、50ml/9,680円、80ml/11,100円

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〝Les Belles de Nina=ニナ家の美しい三姉妹〟

©Nina Ricci

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2006年に、オリヴィエ・クレスプジャック・キャヴァリエというグルマンノートとオゾンノートを創造したふたりの夢のタッグにより生み出されたニナ・リッチの「ニナ」。

それは決してよそ見をせず、ある一点だけを見つめて生み出された香りでした。その一点とは、〝10代の特権=カワイイは正義〟を生きる少女たちに捧げられたと言う点でした。

そして10年後の2016年に、マリー・サラマーニュとクリストフ・レイノーによる「ルナ」が生み出されました。さらに2018年5月に「ベラ」が登場し〝Les Belles de Nina=ニナ家の美しい三姉妹〟が勢揃いしたのでした。日本で言うところのキャッツ・アイ三姉妹でしょうか…

「ベラ」は、日本では9月7日に発売されました。フルーティ・フローラルの香りは、ルイーズ・ターナーソニア・コンスタンにより調香されました。ここで三姉妹の比較を。

  1. 「ニナ」きらきらと輝くブロンド美女。ロマンティックな焼きりんご。
  2. 「ルナ」ミステリアスなブルネット美女。ドラマティックなバニラとキャラメル。
  3. 「ベル」妖精のような不思議ちゃん。魅了する魔性のルバーブムスキーバニラ。
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ルバーブとムスキーバニラの絶妙な組み合わせ

©Nina Ricci

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フレッシュなグリーンマンダリンとレモンが爽やかな甘酸っぱさを広がらせる中、美味しそうなルバーブがピリっと弾ける酸味を加えるようにしてこの香りははじまります。美しき20代の女性が、無邪気に裸足で果樹園を駆け抜けていくような、どこかグリーンアップルを思わせる香りが漂います。

すぐに、艶やかなローズゼリーとロマンティックなフリージアが重なり合い、女性はホワイトムスクの白いドレスを着て、先ほどとは一転し、大人びた明るい色気を解き放つのです。

そして粛々と注ぎ込まれる甘やかなバニラが、ルバーブのフレッシュな酸味に溶け合い、ジューシーな酸味と甘みを与えるアイスクリームを口に含んだ瞬間のような独特な余韻で満たしてくれるのです。

©Nina Ricci

透き通るようなグリーンアップルのボトルには、黄金の葉がついており、そこに黄金の羽を持つ藍色のてんとう虫が止まっています。

ミューズとしてハンガリー出身のファッションモデル、バルバラ・パルヴィン(1993-)が起用されました。キャンペーン・フィルムにはセルジュ・ゲンスブールブリジット・バルドーが1967年に発表した「コミック・ストリップ」が流れています。

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香水データ

香水名:ベラ
原名:Bella
種類:オード・トワレ
ブランド:ニナ・リッチ
調香師:ルイーズ・ターナー、ソニア・コンスタン
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:30ml/7,040円、50ml/9,680円、80ml/11,100円


トップノート:ルバーブ、グリーン・マンダリン、レモン
ミドルノート:フリージア、ローズ
ラストノート:バニラ、ホワイト・ムスク