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スザンナ・ホフス バングルス伝説1(3ページ)

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バングルス略歴

  • 1981年 スザンナ・ホフス、ヴィッキー&デビー・ピーターソン姉妹ら4人で結成。
  • 1982年 元ランナウェイズのマイケル・スティールがメンバーになる。
バングルス略歴続き




1980年代最強のガールズバンド『バングルス』

総合力においていまだにこのグループを超えるガールズバンドは出ていない。

「女性メンバー求む。ビートルズ、バーズのようなバンドを作りましょう」

スザンナ・ホフスがLAのフリーペーパー「The Recycler」のクラシファイドに出した募集に対して、ピーターソン姉妹が応募したことからバングルスの歴史は始まります。時は1980年12月、スザンナはカリフォルニア大学バークレー校を卒業したばかりでした。ビートルズを崇拝していた彼女にとって、1980年12月8日のジョン・レノン射殺事件は衝撃であり、音楽に人生を捧げようと決めるきっかけになりました。

ヴィッキー・ピーターソンとスザンナは電話で話し、ビートルズ、バーズ、ホリーズ、バッファロー・スプリングフィールドが大好きという共通点もあり、すぐに意気投合しました。そして、スザンナの自宅のガレージでジャムセッションを行うことにしました。一曲目はジェファーソン・エアプレインの「ホワイト・ラビット」でした。

ガールズ版ビートルズを目指し結成されたバンド。だからこそバンド名も紆余曲折を経て、最終的にはBeatlesのスペルに似たBanglesにしたのでした。「私たちの演奏していた音楽は、80年代の男子にモテそうな要素が一切なかった」という程、60年代~70年代のブリティッシュ・ポップやサイケデリック・ポップに影響された彼女たちのスタイルが、なんとミュージック・シーンのみならず、20世紀のファッション・シーンにも影響を与えることになるのでした。

女性ファッション誌においてはほとんど取り上げられることのない、世界で唯一存在し得たとも言える本格派ガールズ・バンド「バングルス」。プロデューサーが募集をかけて生み出したランナウェイズや、デビューは早いがヒット曲の数においては到底及ばないベリンダ・カーライル率いるGo-Go’sを遥かに越えるこのグループが、後のファッション・シーンに与えた影響を検証してみよう。



スザンナ・ホフスの誘惑

「いつでもBE WITH YOU」 1989年リリース。全米30位、全英23位

バングルス解散前の最後のヒット曲であり、このPVの中にバングルスという女性バンドの魅力の全てが詰まっています。ロック・ファッションに身を包む女達のカッコよさと、スザンナとベースのマイケル・スティールの少女マンガに出てきそうな擬似姉妹的な関係性の妖しさ。ロックを愛する本気女子たちが、一切媚びずに思いっきりロックしている姿が、今見ても恐ろしくカッコいいのです。

しかし、何よりもこのPVのスザンナ・ホフスの殺傷能力は高すぎます。80年代のポルノ女優のようなそのアイ・コンタクトが女性から見てもキュンキュン突き刺さります。

ではここでバングルスのメンバー4人のプロフィールを簡単に。

1.スザンナ・ホフス(1959-)。157㎝。メインヴォーカル、ギター。両親はハーバード出身のビートジェネレーションで、母親はハリウッドの女流映画監督。スザンナは5歳からバレエを学ぶ。
2.ヴィッキー・ピーターソン(1958-)。167㎝。ギター。母親は、一時ファッション・モデルをしていました。
3.デビー・ピーターソン(1961-)。175㎝。ドラム。
4.マイケル・スティール(1955-)。173㎝。ベース、ギター。

このプロフィールを見ていてわかりやすいのが、スザンナと他のメンバーの身長差です。これはほとんどの写真においても、現れているのですが、ルックスは最高なのですが、背が低く、スタイル抜群とは言い難いところが、妙に親近感を与えるスザンナと大きな3人のメンバー達。現在のガールズバンドのポイントとなるアンバランスさを武器にするという方法論を、史上初めて有効に活用したガールズグループ。それがバングルスなのです。

それはバングルスのアンバランスなファッション・スタイルにも見て取れます。80年代のボディ・コンシャス・ワンピースに身を包むスザンナと、一番年下でありながら母親のような風格を持つドラマー・デビー。そして、一人ぶっ飛んだファッションのギター・ヴィッキー。最後にどこまでもクールで、80年代的「黒の衝撃」ルックに身を包むベースのマイケル。

全体的に女性グループに関しては、個々のパフォーマンス力の低いグループは、ファッションに統一感を持たせ、視覚効果のバックアップを期待します。一方、個々のパフォーマンス能力の高いグループは、個々のファッション性を尊重する傾向があります。そして、そんな流れの奔りとなったのがバングルスなのです。

1989年のライブ。スザンナ・ホフスのスパンコールミニが素晴らしいです。



ボディコン・スタイルにギターのカッコよさ。

スザンナの赤のボディコン・ワンピースに、鳩目がたくさんついたブラックベルト。

スザンナのリトルブラックドレスと、ヴィッキーのディースクエアード風ダメージデニム。

オール・リトルブラックドレス。ヴィッキーはナンシー・シナトラ風。

スザンナの立ち姿が可愛らしいです。

ドルチェ&ガッバーナかのような派手な刺繍入りドレス。

ミケーレ朝グッチにデザインされたかのようなデザイン。

華奢な身体にギターを持つアンバランスなバランスの魅力。

全くギターが弾けなさそうな女子が、バリバリギターを弾きだすカタルシス。

ザ・80’s!ポルカドット・ボディコン!

スザンナの愛用ギターは、リッケンバッカー

バングルス・ファッション1 ボディコンシャス・ロック・スタイル
  • スザンナ・ホフス
  • 80年代ボディコンシャス・ドレス(スパンコール・ドレスも多様)
  • 必ず黒ストッキングを着用
  • 黒のハイヒールパンプスかメリージェーン

1980年代を象徴するボディコン・スタイルにリッケンバッカーを絶対に手放さないスザンナ・ホフス。恐らく彼女こそが、ギターを本格的に弾きながらヴォーカルまでやってしまう女性アイドルの奔りでしょう。ここであえて彼女を女性アイドルと呼ぶのは、日本においても、海外においても、バングルスの人気は、ロック・グループとしての人気と言うよりも、アイドル的な人気を誇っていたからです。

ボディコンシャスな絶世の美女が、クラブに遊びに出かけて、そこに置いてあるギターで突然本格的に演奏するギャップの格好良さ。スザンヌ・ホフスのカッコ良さは、ホントに弾いてるのか、弾いてる真似をしているのか分からない所に秘められています。つまりは、こんなにエロいアイ・コンタクトを繰り出しながら楽器なんか弾けるのか?とその存在を否応なしに意識させる女性なのです。そして、それは他のメンバーも極めて個性的であり、魅力的だったからこそ成り立った存在感なのです。

少女時代に自宅でギターを弾くスザンナ。

1982年、マイケルがいなかった頃の創生期のバングルス。




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