【メゾンフランシスクルジャン】アクアメディアコローニュフォルテ（フランシス・クルジャン）

アクアメディアコローニュフォルテ

原名：Aqua Media Cologne Forte
種類：オード・パルファム
ブランド：メゾン・フランシス・クルジャン
調香師：フランシス・クルジャン
発表年：2023年
対象性別：ユニセックス
価格：35ml／22,440円、70ml／39,600円
販売代理店ホームページ：ラトリエデパルファム

いつもあなたの心に理想のグリーンを生み出してくれる〝光速の水〟

©Maison Francis Kurkdjian

メゾン・フランシス・クルジャンを代表する『アクアコレクション』の〝第四の水〟として、2023年6月14日に「アクアメディアコローニュフォルテ」が発売されました。

透き通るエメラルドグリーンのボトルが印象的なこの香りの〝アクアメディア〟には、〝中間の水＝光速の水＝光の盾をすり抜ける水〟の意味があります。

太陽の光のシャワーの中を、小さな雨粒が舞い、光の盾をすり抜けていく時、七色の虹が生まれます。光と水が生み出すこの七色の真ん中に位置するグリーンがこの香りのテーマカラーです。

グリーンとは、静けさと動き、平和とエネルギー、男性と女性のバランスの象徴です。

©Maison Francis Kurkdjian

『アクアコレクション』の核となるのは、光、水、新鮮さの相互作用です。私が作るそれぞれの香りには、独自のストーリーがあるが、すべてがこのコンセプトに結びついており、さまざまな方法で表現され、さまざまな感情を伝えています。

4番目の香りである新作「アクアメディアコロンフォルテ」の〝Aqua Media〟とは、ラテン語で〝中間の水〟を意味します。水と光の出会いから生まれる、虹の真ん中の色であるグリーンをイメージした香りです。

生き生きとしているが、穏やかな水が流れる秘めやかな庭園のように、永遠に新鮮さが続く、贅沢な風景への窓が開いている。私が特に好きな側面、本当に食欲をそそる、ピリッとしたアニスの香りを強調したいと思いました。

イタリア産ベルガモットをトップノートに残し、エアリーで光り輝く分子であるヘディオンと合わせて、甘いフェンネル（ウイキョウ）に息吹を与えました。これがこのコンポジションの中心にあり、ヴァーベナという2つの非常にグリーンでアロマティックなノートとデュエットしています。

ベースにはウッディなムスクを加えて、香りの余韻の官能性を際立たせ、パチョリを少し加えてボリューム感を出し、フレッシュな印象を強めました。これによりグリーンでエレクトリック、そして発泡して泡立つような側面が、このシトラスの庭園で輝きを解き放ちます。

私にとってこの香りは、明らかなシンプルさの象徴です。幸福、つまり自由の形を反映しています。幸福とは、何よりも自分自身、つまり心、身体、そして自然と調和する偽りのないことなのです。

太陽の光を浴びて、まだ木と繋がっているベルガモットがぽかぽかと揺れています。心がやすらぐ、爽やかな空気が漂う中、レモンのようなヴァーベナを運ぶそよ風が、ベルガモットに直撃し、果実はぽとぽとと草原の絨毯の上に落下してゆきます。

そんな朝露をふくんだ新緑の柔らかいクッションの上に、熟したベルガモットが続々と着地していく、平和な情景からこの香りははじまります。

すぐにジャスミンティーと抹茶が、ふいに素肌の上を流れてゆきます。グリーンの情景の中に、注ぎ込まれていく二つの茶のハーモニーが、ベルガモット×ヴァーベナに溶け合い、甘くスパーグリングしていくのです。そしてフェンネル（ウイキョウ）が、流れる水と光のように、心の隅々まで洗い清めてくれるのです。

この香りのポイントは、このフェンネルの七色の輝きにあるように思います。七色と言っても、グリーンを基調とした七つのグリーンティーの輝き（甘さ、酸っぱさ、苦み、スパイシーさ、砕いた葉っぽさ、フルーティさ、サラダっぽさ）を、泡立つムスクと混ぜ合わせながら、肌を透かして心と交錯させてゆくのです。

ルイ・ヴィトンの「パシフィックチル」やエリザベス・アーデンの「グリーンティー」とよく比較される香りです。

香水名：アクアメディアコローニュフォルテ
原名：Aqua Media Cologne Forte
種類：オード・パルファム
ブランド：メゾン・フランシス・クルジャン
調香師：フランシス・クルジャン
発表年：2023年
対象性別：ユニセックス
価格：35ml／22,440円、70ml／39,600円
販売代理店ホームページ：ラトリエデパルファム

トップノート：ヴァーベナ、ベルガモット
ミドルノート：スイートフェンネル、へディオン
ラストノート：抹茶、ムスク、ウッディノート