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カイエデモード香水図鑑より感謝申し上げます|2025年8月23日

2025年8月21日~22日終日に渡りご寄付を募らせて頂きました。日本の香水文化を豊かにしていくお手伝いを微力ながらしていきたいというカイエデモードの活動に対し、多くの方々の賛同を頂き、心より感謝申し上げます。併せて改めて、今までご支援頂いている皆様にも、この場にて感謝申し上げます。

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【メゾン フランシス クルジャン】アミリス オム(フランシス・クルジャン)

メゾン・フランシス・クルジャン
©Maison Francis Kurkdjian
メゾン・フランシス・クルジャン
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アミリス オム

原名:Amyris Homme
種類:オード・トワレ
ブランド:メゾン・フランシス・クルジャン
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2012年
対象性別:男性
価格:70ml/37,400円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム

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アイリスが生み出す、パリジャンの真髄を我が身に。

©Maison Francis Kurkdjian

©Maison Francis Kurkdjian

フランシス・クルジャンが、2009年にメゾン・フランシス・クルジャンを創業した3年後の2012年にブランドを代表するペア・フレグランスとして誕生させたのが「アミリス ファム」と「アミリス オム」でした。「アミリス オム」は、パリジャンの真髄を表現すべく生み出された香りです。

サンダルウッド(白檀)に似た香り立ちがするので、どこまでも白檀の二軍のような立ち位置を強いられていたハイチ原産のジャマイカ産アミリス。

このミカン科の植物をメインに据え、クルジャンが最も苦手としてきた香料の克服を図り生み出された香りです。その香料とは、アイリスです。

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泡立つ石鹸のような、ふしぎな、ほろ苦いチョコレートの香り

©Maison Francis Kurkdjian

フレッシュでジューシーな煌めくマンダリン・オレンジにアロマティックなローズマリーが注ぎ込まれるようにしてこの香りははじまります。すぐに温かくミルキーなアミリスとココナッツと共に、アイリスと(タバコのような)トンカビーンがパウダリーな香ばしい甘さを広がらせてゆきます。

ここでサフランと共に、メタリックなスパイシーさを解き放つローズマリーがアクセントとなっています。やがて、アガーウッドが滑らかにアイリスとトンカビーンと調和し、コーヒーとアンブロキシドと溶け合いながら、素肌の上に明るい輝きを放ちながら引き伸ばされてゆきます。

とても穏やかで艶やかな男の色気を演出してくれる、石鹸が泡立つように不思議なほろ苦いチョコレートの香りです。

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アミリス オム エキストレ ドゥ パルファム


2019年11月に数量限定発売として、「アミリス オム エキストレ ドゥ パルファム」が発売されました。70mlで42,460円というかなり高額なものです。

フィレンツェ産イリスバターと、新たに加わったスパイシーなバニラとサフランの調和が素晴らしいです。

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香水データ

香水名:アミリス オム
原名:Amyris Homme
種類:オード・トワレ
ブランド:メゾン・フランシス・クルジャン
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2012年
対象性別:男性
価格:70ml/37,400円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム


トップノート:モロッコ産ローズマリー、シチリア産マンダリン・オレンジ、サフラン
ミドルノート:アミリス、ココナッツ、コーヒー、アイリス、ミルク・チョコレート
ラストノート:ブラジル産トンカビーン、アガーウッド、シダーウッド