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アニック・グタール

【グタール】ローズ スプレンディド(カミーユ・グタール/イザベル・ドワイヤン)

アニック・グタール
©Goutal Paris
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ローズ スプレンディド

原名:Rose Splendide
種類:オード・トワレ
ブランド:グタール
調香師:カミーユ・グタール、イザベル・ドワイヤン
発表年:2010年
対象性別:女性
価格:100ml/28,050円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム

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守ってあげたくなるピュアローズの香り

©Goutal Paris

©Goutal Paris

「ローズ スプレンディド」の主な市場は香港です。香港は湿度が高く、フレッシュで軽やかなバラが好まれるからです。しかし、フランスやパリでは、「ローズ アプソリュ 」が愛されています。トルコやダマスカスの6種類のローズをブレンドしたとても強い香りです。

ブリジット・テタンジェ(アニック・グタールCEO、1991~2012)

2010年にグタールより発売された「ローズ スプレンディド」は、ある夏の朝、ガーデンを覆い尽くしていたローズの蕾が、霧の中から顔を出し、その柔らかでうぶ毛の生えた緑の花びらを開花させ、露に濡れ輝きを放っていく、そんなみずみずしい情景をイメージしてカミーユ・グタールイザベル・ドワイヤンにより調香されたグリーンローズの香りです。

グタールの代理店がブルーベル・ジャパンになってから、2011年4月に『レ ソリフローレ』コレクションのひとつとして日本においても限定発売されました(2012年2月15日にも再度限定発売された)。

〝華やかなバラの花びら〟ではなく、〝露に濡れたバラのすべて〟をボトルの中に詰め込んだこの香りは、朝日を待ち望み、朝露がきらめくフレッシュグリーンなバラの蕾を連想させる香りからはじまります。

すぐに、薄っすらと滑らかに広がるムスクとバニラに温められた蕾は、マグノリアと洋ナシのフルーティな香りに導かれ、切り取ったばかりの葉と茎と棘で作った王冠を、バラの花に戴冠させるように開花してゆくのです。

ここに、母アニック・グタール(1946-1999)から脈々と受け継がれる〝洋ナシなくしてはローズの香りを表現することはできない〟というグタールのこだわりを垣間見ることができます。

甘酸っぱくスパイシーなビターグリーンの香りの奥からメイローズのフローラルの香りが、ちょこんとお澄ましした佇まいでそこにおられるのです。

シャンパンのように発泡する酔わせるピュアローズの香り。それはどこか、まだ純真なアイドル歌手が、履きなれないミニスカートとハイヒール姿で、恥ずかしげに若さを弾けさせている、青さと酸っぱさとほろ苦さを感じさせる守ってあげたくなるようなローズの香りとも言えます。

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香水データ

香水名:ローズ スプレンディド
原名:Rose Splendide
種類:オード・トワレ
ブランド:グタール
調香師:カミーユ・グタール、イザベル・ドワイヤン
発表年:2010年
対象性別:女性
価格:100ml/28,050円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム


シングルノート:メイローズ、洋ナシ、マグノリア、ムスク、バニラ