アクア アレゴリア フローラ サルヴァジア
原名:Aqua Allegoria Flora Salvaggia
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー、デルフィーヌ・ジェルク
発表年:2021年
対象性別:ユニセックス
価格:75ml/14,960円
公式ホームページ:ゲラン
なぜ「Salvaggia」なのだろうか?
ゲランが、極めつけの天然素材をピックアップし、その素材から明るい一面を引き出し、幸せなひとときを人々に与えてくれる軽やかな香りを作るというコンセプトで、1999年に誕生した『アクア・アレゴリア』シリーズ。
「フローラ サルヴァジア」はその第二十ニ弾として2021年5月1日に発売された二作品のうちのひとつです。アクアティックなワイルドフラワーの香りは、ティエリー・ワッサーとデルフィーヌ・ジェルクにより調香されました。
「フローラ サルヴァジア」は、とても不思議なネーミングです。「Salvaggia」というイタリア語は存在せず、イタリア語で「野生、ワイルド」という単語は「Selvaggia=セルヴァージャ」となります。なぜ「e」を「a」に変えているのか私には分かりません。
涼しさと暖かさを感じさせる〝草原の輝き〟
春から夏にかけ、ワイルドフラワー(=自生する野生の花々)が満開する牧草地や草原をイメージしたこの香りは、ヴァイオレットと新緑のグリーンノートに、朝露のようなウォーターメロン(スイカ=合成香料カロン)がアクアの輝きを与えてゆくようにしてはじまります。それはどこかライラックの透き通るような煌めきに似ています。
やがて、アクア(マリン)ノートが減退すると同時に、ひんやりとした素肌に、暖かい陽射しが差し込むように、ふんわりとジャスミンとオレンジ・ブロッサムが柔らかく花を咲かせてくれます。
そして、だんだんとパウダリーなヴァイオレットとアイリスがホワイトムスクに包まれ、涼しさと暖かさという、つまりは、大草原の開放感で全身を満たしてくれます。暖かい日差しと涼しい風を同時に感じさせてくれる心地よい香りです。
ジョー・マローン・ロンドンの「ワイルド ブルーベル コロン」を即座に連想させる香りです。
2021年に発売された2つの香りが、今までの12作品(「パンプルリューヌ」「マンダリン バジリック」「ハーバフレスカ」「ペラ グラニータ」「ベルガモット カラブリア」「パッシフローラ」「ローザ ロッサ」「ジンジャー ピカンテ」「ココナッツ フィズ」「フローラ チェリージア」「グラナダ サルヴィア」「オランジェ ソレイヤ」)に加えられ、アクア・アレゴリア・シリーズは全14種類が現在発売中です。
香水データ
香水名:アクア アレゴリア フローラ サルヴァジア
原名:Aqua Allegoria Flora Salvaggia
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー、デルフィーヌ・ジェルク
発表年:2021年
対象性別:ユニセックス
価格:75ml/14,960円
公式ホームページ:ゲラン
トップノート:ヴァイオレット、ワイルドフラワーズ、ウォーターノート、ウォーターメロン
ミドルノート:ソーラーノート、ジャスミン、オレンジ・ブロッサム
ラストノート:ヴァイオレット、アイリス、ホワイトムスク