モン エクスクリュズィフ
原名：Mon Exclusif
種類：オード・パルファン
ブランド：ゲラン
調香師：ティエリー・ワッサー
発表年：2015年
対象性別：女性
価格：50ml／22,000円
「モン ゲラン」のプロトタイプ
©GUERLAIN
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2015年に発売された「モン エクスクリュズィフ」は、フランス語で「私だけが独占するもの」という意味です。とてもややこしいのですが、この香りには名前がなく、自分自身で名前がつけることが出来るという変わったコンセプトの香りです。
オリエンタル・フゼアの香りは、ゲランの五代目専属調香師ティエリー・ワッサーにより調香されました。
何よりも特徴的なこのボトル・デザインは、1937年に発売されたシプレの香り「コック ドール（黄金の貝殻）」のボトルを現代風にアレンジしたデザインです。男性のボウタイをモチーフにしたデザインです。
別名〝グルマンジッキー〟と呼ばれるこの香りは、弾けるようなベルガモットとジューシーなマンダリン・オレンジが絡み合う中、砂糖漬けアーモンドがすべてを包み込んでいくグルマンな香りからはじまります。そこにバターを沢山ふくんだ塩キャラメルのようなトフィーの香りがコントラストを放ちます。
そして、すぐにこの香りの主役であるラベンダーがバニラとクマリン、ホワイトムスクと溶け合いハーバルなクリーミーさでアーモンド・トフィーと三つ巴のコントラストを生み出していきます。
このラベンダーはかなり希少価値の高いカーラ・ラベンダーであり、食用としても使用できるほど、草のように新鮮で世界中の三ツ星シェフにも重用されているという、透明感のある甘さを持つドローム県のサプライヤー〝ボーメ・デ・ザンジュ〟によるものです。
やがてドライダウンと共に、ラベンダーの香りは失われていき、アイリスのパウダリーさとサンダルウッドのクリーミーさがムスキーな塩バターキャンディーを包み込んでいきます。
自分で名前を付けてくださいという香り
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「私は誰？」と広告に記載されているように、この香りには、銀色のアルファベットのシールが付属されており、ボトルに自分自身の名前を貼ることが出来ます。
2015年11月18日〜23日に、新宿伊勢丹本館7Fで香水の祭典「サロン・ド・パルファン」が開催されました。日本においては、この時だけ限定発売されました。
ちなみに、2015年のゲラン帝国は、香水のリリースがとても多く、3週間に一本のペースで新作を販売していました。そして、この香りがプロトタイプになり、2017年に「モン ゲラン」が生み出されるのでした。
香水データ
香水名：モン エクスクリュズィフ
原名：Mon Exclusif
種類：オード・パルファン
ブランド：ゲラン
調香師：ティエリー・ワッサー
発表年：2015年
対象性別：女性
価格：50ml／22,000円
トップノート：砂糖漬けアーモンド、マンダリン・オレンジ、ベルガモット
ミドルノート：ラベンダー、フラワーノート
ラストノート：トフィー、バター、バニラ、クマリン、アイリス、塩、シダ、ホワイトムスク、サンダルウッド