LE LABO KYOTO（ルラボ 京都）
今、ル ラボは、置物のような販売員がぼんやりと立っている『無人店舗』と、古き良きルラボ愛に満ちた販売員が接客してくださる『有人店舗』の2タイプに分かれています。こちらの店舗は『有人店舗』タイプに属します。うめだ阪急フレグランス・コーナーでサブチーフをつとめておられた女性店長様による、都内ではなかなかお目にかかれない古き良きルラボ空間がここにはあります（京都町屋、大阪高島屋、神戸と並ぶ聖地）。シティ エクスクルーシブ コレクションの京都限定の香り「OSMANTHUS 19」取扱店舗でもあります。
場所 京都・三条
住所 京都府京都市中京区場之町５８６−２ 新風館 １F
電話 075-741-8373
2020年7月1日に京都上陸を果たした「ル ラボ」。あまり知られていないのですが、ルラボの真髄である〝フレッシュ ブレンディング〟を実施することが出来る十一店舗（京都町屋、代官山、青山、丸の内、二子玉川、六本木、下北沢、原宿、阪急うめだ、福岡）のうちのひとつです。
したがって、この店舗には、代官山クラスのスペシャリストの方々が常駐しています。つまり〝西日本のLE LABOの三大聖地〟のひとつなのです。
新風館について
フエギア京都店が祇園のラ・メゾン・ジュヴォー京都祇園店の隣に出来る予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響により、残念ながら出店がキャンセルされました（2024年末大阪・心斎橋大丸に誕生決定！）。
そして、同時期に出店予定されていたLE LABO KYOTOの出店もキャンセルされるのではと危惧されていたのですが、2020年7月1日（水）に無事出店される流れとなりました。
ここで、新風館という烏丸御池にある施設について軽くおさらいしていきます。元々は、2001年から16年にかけて存在した商業施設が、2020年6月11日にリニューアルしたものです。
©新風館
高感度で個性的なインテリアデザインが売りのアメリカのエースホテルが日本に初上陸したことが何よりも話題なのですが、それ以外にも、
- お茶と酒 たすき・・・祇園店で話題を生んだお酒のかき氷
- ぎょうざ処 亮昌・・・京都で行列が出来るぎょうざ専門店
- CAFÉ KITSUNÉ KYOTO・・・人気ブランド「メゾンキツネ」が2013年に東京・青山にオープンした人気カフェの関西初出店
- DIG THE LINE BOTTLE & BAR・・・ヨーロッパ中からインポートした日本初上陸のクラフトビールが飲めるハイセンスな空間
- １LDK・・・東京・中目黒発のメンズ・レディスセレクトショップが関西初進出
- グローブスペックス京都店・・・アンティークから最先端デザインまで多彩な買付を行うアイウェアのセレクトショップ関西初出店
- アップリンク京都・・・関西初進出のミニシアター
注目するだけでもこれだけ魅力的な店舗が集まる新風館（どこか丸の内ブリックスクエアの進化形のような雰囲気があります）に、無事7月1日に誕生したのが、LE LABO KYOTOなのでした。
西日本の『LE LABOの聖地』
©新風館
ル ラボの香りについて魅力的なのは言及するまでもないのですが、それ以上に素晴らしいのが、この店舗におられる販売員の方々の接客姿勢の素晴らしさです。
元々ブルーベルでソムリエールとして、阪急うめだのフレグランス・コーナーでサブ・チーフをつとめておられた女性店長様が率いるこの店舗は、ここ一年で明らかに空気が澱んでいる都内のルラボ店舗とは一線を画した香水愛に満ちた、明るい空気が広がっています。
ルラボ店舗の接客は、店長の資質により、全く変わってくるのですが、こちらの店舗は、店長様が、昔のブルーベルのトレーニングを受けておられる一流の方であり、ブルーベル取り扱いの商品に対しても完璧な知識をお持ちなので、全販売員が彼女の下で生き生きと、お客様との香水愛の共有を楽しむ環境が生み出されています。
かつて、ブルーベル時代のこの御方から、ペンハリガンのポートレートの接客を受けたことがありますが、ポートレートという難しい世界観をこれほど巧みに説明される方がおられるんだとビックリしたものです。この方の素晴らしさは、膨大な香水知識をひけらかさずに、丁寧に寄り添う接客です。
今、都内のルラボでは、本社トレーナーの能力が致命的なほど低いため、置物のような販売員が増殖しており、香水接客が出来る販売員の離職率が高まっています（インセンティブがつく商品だけ、効率よく売るために、社内で商品知識をバカにする傾向もみられ、店舗によっては、店長が率先して、置物接客を奨励している所まで出てきています）。
そんな嘆かわしい状況に対して対極に位置する存在が、この女性店長様なのです。ただムエットに香りを吹きかけて沈黙で渡す『どうですか？接客＝置物販売』とは一線を画している接客をされる方です。やはり、本物のブルーベルのソムリエール上がりの方の香水接客のレベルは違います。
彼女の良い影響を受け、他の販売員の方々も皆様、香りのものがたりに対する捉え方が本当に素晴らしく、「ルラボの香水」＝「自分の嗅覚で自分で考えてください」という投げやりな接客になることが決してなく、「色々なヒントを与えてくれる」接客をしてくださるのです。
つまりは、お店自体の雰囲気が良いので、いきいきと皆様、香水愛を発散されている天国のような環境なのです。
何よりも、魅力的なのは、京都の旅の記念に新風館という高感度スペースを体感した上で、ルラボの世界観を楽しめるということです。さらにル シヤージュ京都様やラトリエ デ パルファム JR京都伊勢丹店といった『京都の香水聖地』もあわせて巡礼することが出来るわけなのです。
©LE LABO
シティ エクスクルーシブ コレクションの京都限定の香り「OSMANTHUS 19」が、2024年10月10日からこちらの店舗と「LE LABO KYOTO MACHIYA（ルラボ 京都町屋）」でのみ発売されています。