ハバナ バニーユ(バニーユ アブソリュマン)
原名:Havana Vanille(Vanille Absolument)
種類:オード・パルファム
ブランド:ラルチザン
調香師:ベルトラン・ドゥシュフール
発表年:2009年(2012年廃盤)
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/15,750円、100ml/24,150円
キューバの葉巻とピニャ・コラーダの香り
2009年にラルチザンの香りの旅シリーズ「エキゾチック ボヤージュ(レ・ヴォヤージュ・エグゾティキ)」(別名ドゥショフール、俺の旅シリーズ)の第五弾として発売された「ハバナ バニーユ」は、キューバのハバナを舞台に、(1492年にコロンブスにより発見される)大航海時代のノスタルジックなムードも香りに取り込んだフレグランスです。
ほのかに樽が香るラム酒と、甘美なバニラにキューバ葉巻の神秘的なコントラストの香りは、ベルトラン・ドゥシュフールにより調香されました。
ラム酒に浸されたメキシコ産のバニラに、クローブと砂糖漬けされたドライフルーツが絡み合うスモーキーなトップノートから始まります。そして、ミドルではリコリスの独特な甘さが、スイセン、イモーテルと共に香り立ち、ラストのタバコ、ラム酒、レザー、ムスクの香りと見事に溶け合い、〝大人のアイテムに包まれたバニラ〟の香りとなります、
タバコの持つバニラ・ポッドの側面が引き出され、バニラからグルマンの要素を廃しつつも、チョコレートのようなビターさを生み出した香りです。
オールド・ハバナの香り
キューバに行った経験があるのでとても気になるのですが、このハバナというのは間違いなくオールド・ハバナのことを指しているのでしょう。
ハバナの香りとして必ず上がるのは、ラム酒、ピニャ・コラーダ、キューバ葉巻、アイスクリーム(アイススタンドが集まる一角が多いほど、キューバ人はアイスクリームを愛している)、50年代クラシックカー(個人タクシー)の排気ガス、そして、ココナッツと潮風の香りです。
そういった香りをパートナーと吸い込むのではなく、現地人と共に吸い込むような香り立ちがします。ハバナという街の不思議さは、一人旅に向いているということです。そして、その孤高さが、なぜか京都の一人旅を連想させる香りでもあります。
商標権侵害を避けるために、バニーユ アブソリュマンに改名されました。
香水データ
香水名:ハバナ バニーユ(バニーユ アブソリュマン)
原名:Havana Vanille(Vanille Absolument)
種類:オード・パルファム
ブランド:ラルチザン
調香師:ベルトラン・ドゥシュフール
発表年:2009年(2012年廃盤)
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/15,750円、100ml/24,150円
トップノート:クローブ、メキシコ産バニラ、ドライフルーツ
ミドルノート:イモーテル、スイセン、トンカビーン、リコリス
ラストノート:レジン、ムスク、ウッディノート、レザー、ラム、タバコ