ローズ ド シーヌ
原名:Rose de Chine
種類:オード・パルファム
ブランド:トム・フォード
調香師:不明
発表年:2022年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/38,500円
『プライベート ローズ ガーデン』シリーズとは?
「トム フォード プライベート ブレンド」の新作として2022年2月1日に発売された『プライベート ローズ ガーデン』シリーズのひとつ「ローズ ド シーヌ」は、トム・フォードが所有するプライベート・ローズ・ガーデンからインスピレーションを受け生み出された香り「ローズ プリック」の世界観をさらに三つの香りへと広げていった香りです。
ここで『プライベート ローズ ガーデン』シリーズそれぞれの特徴について挙げてみましょう。
- 「ローズ プリック」大胆なフローラル・シプレ
- 「ローズ ダマルフィ」肌馴染みの良いフローラル・ムスキー
- 「ローズ ド シーヌ」退廃的なフローラル・アンバー
- 「ローズ ド リュスィー」贅沢なフローラル・レザー
「チャイニーズ・ビューティ」の手引書のような香り
〝中国のローズ〟という名のこの香りは、ミルラとシスタス・アブソリュートのスモークの中、甘い歌声の可憐なる歌姫=イエローピオニーが降臨!するようにしてはじまります。ほんのりスパイシーなシトラスのようなピオニーのフレッシュ感を感じ取ることが出来ます。そして、どことなく紅茶のような香りに包まれてゆきます。
トム・フォード歌劇団のはじまりです。チャイナドレスを着た白人女性が中国風の唄を歌う、1920年代から30年代のナイトクラブへとタイムスリップするのです。
やがて、より退廃的なスモーキーさに包まれるピオニーはその花びらを脱ぎ捨て、ローズの花々を咲き誇らせるコーラスガールの登場と相成るわけです。
ちなみにこの香りで使用されているローズ・ネオアブソリュート(Rose NeoAbsolute™)とは、ジボダン社が開発した香料であり、ジボダンの調香師のみが使用できます。バラの花びらからもう一度香気成分を抽出し、その異なる面を際立たせることに成功した画期的なこの香料は、花びらの香りと温かみのある官能的な香りが融合し、クラシックなローズの香りに、全く新しい印象を与えてくれます。
まるで『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)のオープニング・シーンのようなどこまでもトム・フォードの世界感に忠実なエキゾチックな「チャイニーズ・ビューティ」の手引書のような香りです。
香水データ
香水名:ローズ ド シーヌ
原名:Rose de Chine
種類:オード・パルファム
ブランド:トム・フォード
調香師:不明
発表年:2022年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/38,500円
トップノート:チャイニーズ・ピオニー(雲南省)
ミドルノート:ローズ・ネオアブソリュート
ラストノート:ミルラ、シスタス・アブソリュート