ロザムンド・パイク1 『ゴーン・ガール』1（4ページ）

PROTECT YOUR NUTSシャツ

ベン・アフレック扮するニック・ダンの双子の妹マーゴ・ダン（キャリー・クーン）が着ている「PROTECT YOUR NUTS」シャツが何気に可愛い。このシャツは、「私が双子の兄貴を守るの！」というメッセージを含んだものらしい。

原作では二人はフィジーに新婚旅行に行く。

そして、エイミーは旅行中、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』を読んでいる。

胸元の空いたミニワンピがとてもかわいい。

2017年に突如として流行した小花柄。今では一瞬にして「最後尾ファッション」になってしまいました。

元々、2012年に発表されたギリアン・フリンによる原作を映画化し、エイミーを演じようと考えていたのはリース・ウィザースプーンでした。しかし、監督を務めることになったデヴィッド・フィンチャーの意見を汲み取り、リースは製作のみに関与することになり、ロザムンド・パイクがエイミーを演じることになりました。

ロザムンドはエイミーを演じるにあたり『誘う女』（1995）のニコール・キッドマンと『氷の微笑』（1992）のシャロン・ストーンを参考にし、キャロリン・ベセット＝ケネディ（JFKの息子と結婚したが、飛行機墜落により共に30代で死去した）の物腰と生き様を多く取り入れたのでした。

ボタンを留めずに浴衣のように巻くように着る。

ボーイフレンドシャツは、男へのボディパンチ。

男の制空権を、男のシャツを着て制していくのです。

男達への伝言。「あなたのシャツを着る女に要注意」。

「男にとって妻はハイウェイパトロールだ」