パリ リヴィエラ
原名:Paris – Riviera
種類:オード・トワレ
ブランド:シャネル
調香師:オリヴィエ・ポルジュ
発表年:2019年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/16,280円、125ml/ 23,320円
公式ホームページ:シャネル

まるでAIに調香させたかのような最強のオレンジコロン

©CHANEL

ココ・シャネル、ラ パウザにて。1938年 ©CHANEL
2018年5月に、シャネルから「レ ゾー ドゥ シャネル(シャネルの水)」シリーズが三作品発売されました。そして、2019年6月1日に一年間限定で、第四弾「パリ リヴィエラ」が発売されることになりました。
今回の作品の舞台となるリヴィエラとは、荘厳たるアルプス山脈と紺碧の地中海の間を縫うように続くコート・ダジュールの海岸沿いにある避暑地です。近くには香水の都・グラースもあります。
ココ・シャネルは、ミシア・セールと共にヴェニスを訪れ、その魅力の虜になった後、1920年からリヴィエラにも足を運ぶようになりました。
そして1923年にカンヌにブティックをオープンした後は、頻繁に、ウェストミンスター公爵のヨットでモンテカルロ周辺をセーリングしたり、オテル ド パリに滞在したり、伝説的なパーティーで知られるリゾートホテル、ソシエテ・デ・バン・ド・メールでのひと時を楽しんだりしていました。1928年には別荘ラ パウザを建て、そこにオリーブ畑とラベンダー畑を作りました。
ココ・シャネルが愛したコート・ダジュールの息を呑むような景観と刺激的なライフスタイルが想起されるフローラル・フルーティの香りは、シャネルの四代目専属調香師オリヴィエ・ポルジュにより調香されました。
オレンジの香りに捧げる、喜びに満ちたきらめく「21世紀の正統派コロン」です。そして、2021年6月4日からレギュラー発売されることになりました。
高級リゾートのお供に最適。『静寂の贅沢』を素肌で味わう香り

©CHANEL

©CHANEL
1920年代の夢のようなコート・ダジュールが、この新しい香りのインスピレーションの源でした。芸術家たちを魅了した、太陽にあふれるエデンの園。当時の邸宅の完璧な建築。パーティーの夜に漂う明るく幸せな雰囲気…そんな陽気で明るい雰囲気を反映した、フローラルで明るい香りです。
オリヴィエ・ポルジュ
リゾート気分を盛り上げる、花と太陽の光が織りなす、甘美な調べ。鮮やかにピリッとジューシーなシチリア産オレンジとほろ苦いプチグレンが、アルデハイドの泡立ちの中で、パリの洗練とリヴィエラの陽気を同時に運んでくれるようにしてこの香りははじまります。ほのかな潮風の香りも含んでいるようです。
どこかキンキンに冷えたスパークリング・ワインを開けたような解放感も感じさせる、実に爽やかなオープニングです。そしてすぐに地中海の太陽のようなグリーンネロリとコート・ダジュールの丘陵地に咲く甘やかなジャスミンが、シトラスの鋭さを和らげていくように、エアリーで軽やかに溶け込んでゆきます。
やがて太陽の光に戯れるように、クリーミーなベンゾインとサンダルウッド、ムスクがすべてとひとまとめになり、香りが生み出す明るい光の中心で満たされるような余韻に包まれてゆきます。〝喧騒から離れたリヴィエラの高級リゾート〟での〝静寂の贅沢〟を素肌で味わうようです。
どこかエルメスの「ジュール ドゥ エルメス」を連想させる香りでもあります。
香水データ
香水名:パリリヴィエラ
原名:Paris – Riviera
種類:オード・トワレ
ブランド:シャネル
調香師:オリヴィエ・ポルジュ
発表年:2019年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/16,280円、125ml/ 23,320円
公式ホームページ:シャネル

トップノート:オレンジ・ピール、プチブレン
ミドルノート:ネロリ、ジャスミン
ラストノート:ベンゾイン、サンダルウッド、ムスク

