マグマ
香水名:マグマ
原名:Magma
種類:エキストレド パルファム
ブランド:アンドレア マーク
調香師:ドミニク・ロピオン
発表年:2022年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/39,600円
販売代理店ホームページ:NOSE SHOP
アイスランド初のフレグランス・ブランド「アンドレア マーク」
私はとても変わったプロセスで仕事をしています。私の香りは実際に身につけることを意図したものではありません。しかし、人々はそれを身につけるのが大好きです。私は通常、数か月かけて新しい作品に取り組み、私の頭の中にあるビジョンをまとめるために作り上げたラフスケッチとアイデアの説明書きを調香師に送ります。そして、最終的には、出来上がった試作品から、私が一番気に入っていて身につけるのが好きなものを選ぶのです。
アンドレア・マーク
2009年に創業されたニッチ・フレグランス・ブランド「アンドレア マーク」は、アイスランド初のフレグランス・ブランドです。NOSE SHOPで取り扱われる前は、全く違うボトル・デザインで、TOMORROWLANDで取り扱われていました。
創業者であるアンドレア・マークは、アイスランドの首都レイキャビクで生まれ、20代でロンドンに渡り、ファッション業界で鉛筆の線画を基調としたウェアラブルアートを制作していました。
最初は、ファッションの延長線上にフレグランスを取り入れようという考えから、「The Ultimate Being」という展示会を開き、そこで発表する「SMART(Smell Art)」というタイトルの1つのフレグランスだけを作ることを思い描き、フレグランスの世界に足を踏み入れました。
そして、レイキャビックのさるデザインギャラリーのオープニングショーで〝フェイク・アンドレア・マーク・パフューム・ショップ〟の名で、1000本の手作りした香りを6週間販売した記事をWallpaper Magazineが書き、世界中からこのフレグランスを取り扱いという連絡が殺到し、アンドレアはフルタイムでフレグランスに関わる決心をしたのでした。
現在のボトルのデザインは、ミラノを拠点とするプロダクト・デザイナー、マデリーナ・カサディにより、アイスランドの高地で見つかる黒曜石の火山岩からインスパイアされ、デザインされました。
2022年に発売された二つのエキストレド パルファム「パビリオン」「マグマ」は、氷と火の国・アイスランドへ誘ってくれます。濃度18%の「マグマ」はドミニク・ロピオンにより調香されました。
静かに燃えて流れるマグマのオーラを身に纏う。
「マグマ」のアイデアは、無限の溶岩に囲まれた休火山の地、レイキャネース半島の息を呑むような海岸線から生まれました。私は、ほんの少し触れるだけでこの魔法のような場所にいるような気分になれるよう、フレッシュで温かみのある音色で遊びました。
アンドレア・マーク
日本の北海道と四国を合わせた程度の国土に、約40万の民が住むアイスランドは、数え切れないほどの活火山と休火山がある火山島です。「マグマ」は、火山の噴火をイメージした香りなのですが、燃えるような感覚はなく、アイスランドの氷の世界を思わせる、透き通るようなレモンピールとブラックペッパーのハーモニーからはじまります。
すぐに、潮風のようなほんのり甘いインセンスが広がり、アーシィーなパチョリが到来します。素肌に溶岩ではなく、ミネラルたっぷりの火山灰が積もっていくようです。そしてローズの花がほんの数本だけ顔を見せます。と同時に燃えたぎる溶岩の如く、黒々とスパイシーなサフランと粘り気のあるミルラがすべてを飲み込んでゆくのです。
この香りの魅力は、この溶岩の軽やかで透き通るような質感にあるようです。近くで見る溶岩ではなく、映像で無音で見る溶岩のようなクールなスモーキーさが感じられます。
やがて、アーシィーなスエードとダークで甘いトンカビーンの温かなクリーミーな余韻が、自信に満ちた威風堂々とした佇まいを与えてくれるようです。まさに静かに燃えて流れるマグマのオーラを身に纏うようです。
香水データ
香水名:マグマ
原名:Magma
種類:エキストレド パルファム
ブランド:アンドレア マーク
調香師:ドミニク・ロピオン
発表年:2022年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/39,600円
販売代理店ホームページ:NOSE SHOP
トップノート:レモンピール、マダガスカル産ブラックペッパー、インセンス
ミドルノート:ローズ、ミルラ、サフラン
ラストノート:パチョリ、トンカビーン、スエード