ティファニーで夕食を
テス・スタイル3
- ジャガード織りのリトルブラックドレス、ボートネック
- ティファニーの5.5カラットのイエロー・ダイヤモンドリング
- ティファニーのアクアマリン・ブリオレット・ダイヤモンド・ネックレス
この作品のテスのジュエリーはすべて、ティファニーが提供しています。特にこの時に身に着けているダイヤモンド・ネックレスが素晴らしいです。それはアクアマリンのブリオレットが散りばめられています。ブリオレットとは、1476年にベルギー・ブルッヘのジュエリー・カッターであるルドウィグ・ヴァン・ベルケム(ロドウィク・ファン・バークエム)が考案した小さな平面(ファセット)で囲うように涙型にカットされて生み出された宝石のことであり、19世紀のビクトリア時代に人気がありました。
テス・スタイル4
- サンド・ベージュのチャイナ風コート、スリーブ折り返し、ネックラインにも当て布
- 白のトラウザー
- 黒のカルバン・クラインCK1000、スポーツ・サングラス
光り輝くティファニー・レース・コレクション
テス・スタイル4
- シルバーの光沢のあるステンカラーコート
- ティファニーのレース・サンバースト・ドロップ・イヤリング。ダイヤモンドとプラチナのアンサンブル
- ホルターネックのスパンコールドレス
- 黒のアンクルストラップ・ハイヒールサンダル
そして、もうひとつの魅力的なティファニー・ジュエリーが登場します。灼熱の太陽の形をしたダイヤモンド・イヤリングです。この時のジュリアのアップスタイルもすごく魅力的です。
そして、最も魅力的なジュリア・ロバーツ
テス・スタイル5
- ピンクのカーディガン
- ピンクのカットソー
- 柄入りのスカート
- 黒のカルバン・クラインCK1000、スポーツ・サングラス
有力者である男性の後押しによってロボットのような表情で生きていたテスが、泥棒ではあるが、自分への愛のために、奔走してくれたダニーの元へ戻っていったラスト・シーン。その時のテスのファッションは実にカジュアルなスタイルでした。しかし、この時のテス=ジュリア・ロバーツは、ティファニーの宝石をおもむろに身に着けていた時よりも遥かに美しいのは、ジュエリーの持つ皮肉です。
ちなみに最後のネックレスとイヤリングもティファニーのものです。ジュエリーというものは、主張すればしすぎるほど、不幸を呼び込み、そうでなければ、幸福を呼び込むのかもしれません。