ジェーン・ラッセル版「ダイアモンドは女の親友」
ジェーン・ラッセル・ルック13 ブロンド・スタイル
- ミンクのロングコート
- ショーガール風ワンピース
- 黒のオペラ・グローブ
- ブラック・オープントゥ・ハイヒールパンプス
マリリンをかばう為に裁判所で、「ダイアモンドは女の親友」を歌うジェーン・ラッセルのシーンこそが、オリジナルのブロードウェイにて、175㎝のキャロル・チャニングが歌ったスタイルに似ていたのでした。その姿は、どこかドラァグ・クイーンを連想させるカリカチュアされたブロンド美女の姿だったのです。
最後にオールホワイトのレースドレスを・・・
ジェーン・ラッセル・ルック14 ウエディング・ドレス
- 白のヘッドピース
- ホワイトレースのウエディングドレス
- 白のハイヒールサンダル
本作は、マリリン・モンローの作品の中では珍しい、極めて現代的な〝女の友情〟の物語でした。それは何を着ても、スタイルにおいて上回るジェーン・ラッセルという存在があればこそ、マリリン・モンローの魅力が思う存分発揮されたのでした。それはまた、ハワード・ホークスお得意の魅力的な脇役(カワイイ男達)の存在によって、倍加されたのでした。
『紳士はブルーネット娘と結婚する』
ジェーン・ラッセルは、本作の2年後に、姉妹作である『紳士はブルーネット娘と結婚する 』(1955)に出演しました。その中で、後にマリリン・モンローが『お熱いのがお好き』で歌うことになる「アイ・ウォナ・ビー・ラヴド・バイ・ユー」を歌っています。振付けは本作と同じジャック・コール(『ギルダ』(1946)『ショウほど素敵な商売はない』(1954)『お熱いのがお好き』(1959))によるものでした。