ファッションの本質は、ラブゲームだということを教えてくれるシーン。
ヴィッキー・ルック11 ホルターネックミニドレス
- ライラック色のプリーツの入ったホルターネックミニドレス、ボウタイ、ベアバック、シフォン
- カメオブローチ
- シルバーのローヒールパンプス
- ピンクベージュのハンドバッグ
女と男のゲームの法則その一。お互いにレザーシューズを履くべし(ただしレザースニーカーはダメ)。恋愛にエコは必要ありません。
優雅なAラインシルエットのコートを脱ぐと、そこからは、肌も露わなミニドレス姿が現れます。コートとドレスの共犯関係を教えてくれる絶好のシーンと言えるでしょう。
フェイ・ダナウェイという70年代にかけて30代に突入し、圧倒的な女子力を誇ることになる(『チャイナタウン』(1974)『タワーリング・インフェルノ』(1974)『ネットワーク』(1976))女優は、まだこの時代において、仕事が出来る女性というよりは、自分の女性としての魅力を自覚して、その魅力を武器に男性を手玉に取ってやろうと手ぐすねを引いている峰不二子的魅力に溢れています(どちらかというと二代目不二子ではなく初代不二子)。
60年代とはグリーン・スカートスーツの時代でもあった。
ヴィッキー・ルック12 グリーンスカートスーツ
- ペパーミントカラーのミニスカートスーツ、ラペル部分は白
- ホワイト・タイツ
- 白のレザーハンドバッグ
ヴィッキー唯一のパンツルック
ヴィッキー・ルック13 ホワイトパンツルック
- 白のウエスタン・モチーフのパンツスーツ
- パープルシルクのスカーフ、白ドット
- 白のローファー