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フェイ・ダナウェイ

フェイ・ダナウェイ6 『華麗なる賭け』6(2ページ)

フェイ・ダナウェイ
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ファッションの本質は、ラブゲームだということを教えてくれるシーン。

ドレスアップした男女の駆け引きほど美しいものはない。

360度回転する、伝説のラブゲーム=チェスゲームのはじまり。

ドレスアップ出来ない女性は女性ではない。

『俺たちに明日はない』でのダイエットから、体重が少し増えたフェイ・ダナウェイ。

独特なポージングにより目立つ二の腕。

しかし、光と影を駆使すれば、ふっくらとした二の腕は芸術品の如き輝きをみせる。

ただ痩せることが美しいという価値観は間違っている。

プリーツの中の一本のボウタイとカメオブローチ。

そして、オープンされた背中。

セオドア・ヴァン・ランクルのデザイン画。

ヴィッキー・ルック11 ホルターネックミニドレス
  • ライラック色のプリーツの入ったホルターネックミニドレス、ボウタイ、ベアバック、シフォン
  • カメオブローチ
  • シルバーのローヒールパンプス
  • ピンクベージュのハンドバッグ

女と男のゲームの法則その一。お互いにレザーシューズを履くべし(ただしレザースニーカーはダメ)。恋愛にエコは必要ありません。

優雅なAラインシルエットのコートを脱ぐと、そこからは、肌も露わなミニドレス姿が現れます。コートとドレスの共犯関係を教えてくれる絶好のシーンと言えるでしょう。

フェイ・ダナウェイという70年代にかけて30代に突入し、圧倒的な女子力を誇ることになる(『チャイナタウン』(1974)『タワーリング・インフェルノ』(1974)『ネットワーク』(1976))女優は、まだこの時代において、仕事が出来る女性というよりは、自分の女性としての魅力を自覚して、その魅力を武器に男性を手玉に取ってやろうと手ぐすねを引いている峰不二子的魅力に溢れています(どちらかというと二代目不二子ではなく初代不二子)。

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60年代とはグリーン・スカートスーツの時代でもあった。



ヴィッキー・ルック12 グリーンスカートスーツ
  • ペパーミントカラーのミニスカートスーツ、ラペル部分は白
  • ホワイト・タイツ
  • 白のレザーハンドバッグ
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ヴィッキー唯一のパンツルック

ほんの少しだけ登場する印象的なパンツルック。

ヘアセット中のダナウェイと上半身裸で寛ぐマックイーン。

ヴィッキー・ルック13 ホワイトパンツルック
  • 白のウエスタン・モチーフのパンツスーツ
  • パープルシルクのスカーフ、白ドット
  • 白のローファー