シュゾンのニュールック
ヴィルジニー・ルドワイヤン・ルック ニュールック
- 赤のタータンチェックのスーツケース
- クリスチャン・ディオールのピンクのベレー帽
- リブ編みの短めの赤マフラー
- クリスチャン・ディオールの赤のロングコート
- クリスチャン・ディオールのピンクのツイードのトップスと落下傘スカート、ピーターパンカラー、白のパイピング
- ピンクのブーティ
- 赤のレザーグローブ
ヴィルジニーは、まさにその美の絶頂において、他の7人より抜きんでていました。この作品の魅力は、「若さが生み出す美」と「成熟した美=腐る寸前の美」の見事なまでの対比のショーケース的な部分にもあるのです。
マリー・ラフォレの「モナムール・モナミ」
女優がうまく歌う必要はない。むしろ上手くないほうがいい。そう、ジャンヌ・モローのように軽く歌えばいい。
フランソワ・オゾン
この作品の面白い所は、8人の女性それぞれが、歌を通して本音を語るという所にあります。そして、それぞれの選曲がいいポイントをついています(全盛期のクエンティン・タランティーノ並みに)。
ヴィルジニーが歌う歌は、1967年にマリー・ラフォレ(『太陽がいっぱい』(1960))が歌った「モナムール・モナミ」でした。ここで、登場人物が全て登場します。それは8人の女たちと父親とテディベアです。