究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ
ロジェ・ガレ

【ロジェ ガレ】オ パフュメ ジンジャールージュ(アルベルト・モリヤス)

ロジェ・ガレ
©Roger&Gallet
この記事は約4分で読めます。

オ パフュメ ジンジャールージュ(ジンジャー ルージュ パフューム ウォーター)

原名:Gingembre Rouge
種類:オーデ・コロン
ブランド:ロジェ・ガレ
調香師:アルベルト・モリヤス、アマンディーヌ・マリー
発表年:2014年
対象性別:女性
価格:30ml/4,070円、100ml/7,040円
公式ホームページ:ロジェ・ガレ

スポンサーリンク

アフリカの楽園・ザンジバルの旅


ジンジャーパフューム ウォーター」の11年後の2014年に発売されたロジェ・ガレの新たなるジンジャーの香りです。それはアフリカ東海岸の沖縄と同じくらいの大きさのザンジバル諸島(タンザニア連合共和国)の旅からインスパイアされたフルーティ・フローラルの香りです。

16世紀初頭にポルトガルに征服され、1698年にオマーン人が乗っ取り、オマーン帝国を創り上げ、ザンジバルは以後奴隷貿易、香辛料貿易、象牙貿易の拠点となりました。

この諸島は、1890年以降にはイギリスの保護領(1964年のザンジバル革命まで)になり、1946年にフレディ・マーキュリーを産出することになります。

ジンジャー=ショウガの語源は「ザンジバル」から来ていると言われています。

ターコイズブルーの海とキメの細かい砂浜、そして、白いサンゴ礁に囲まれたザンジバル諸島(ウングジャ島とペンバ島という主要二島から成り、ザンジバル島という島は存在しない)に存在するアラブ文化とヨーロッパの植民地文化が混在とした建物のムードを反映させた香りです。

スポンサーリンク

ジンジャーのイメージを覆す3つの顔

©Roger&Gallet

©Roger&Gallet

〝ジンジャーのイメージを覆す3つの顔〟をテーマに、アルベルト・モリヤスと期待の新人調香師アマンディーヌ・マリーにより調香されました。

2022年3月以降は、ヘリテージ・コレクションとして「オ パフュメ ジンジャールージュ」の名で新しいボトルデザインで発売されています。

最初にフレッシュなジンジャー、次に、華やかなジンジャーフラワー、最後に砂糖漬けしたドライジンジャーが配されており、それぞれのジンジャーの特性を生かすように他の香料がサポートしてスパイスとフローラルとフルーティが調和されるように調香されています。

ザクロとマンダリン・オレンジによるフルーティーかつフレッシュなジンジャーの香りからはじまります。そして、ライチフラワーとオレンジブロッサムにより馥郁な華やかさに包まれたジンジャーフラワーは、背後にほのかにパウダリーなアイリスを感じさせながら、大人のエレガンスと高級感を漂わせます。

ラストに現れる砂糖漬けされたジンジャーはシダーとムスクと絡み合いグルマンのような官能的なドライダウンを生み出してくれます。

パフューム・ウォーターと、二年後に発売されたオーデパルファムを、卵の白身と黄身のように同時に使い分けると、〝甘すぎない甘さとスパイスの程好いバランス〟を生み出す、より素晴らしい香りに包まれます。

スポンサーリンク

香水データ

香水名:オ パフュメ ジンジャールージュ(ジンジャー ルージュ パフューム ウォーター)
原名:Gingembre Rouge
種類:オーデ・コロン
ブランド:ロジェ・ガレ
調香師:アルベルト・モリヤス、アマンディーヌ・マリー
発表年:2014年
対象性別:女性
価格:30ml/4,070円、100ml/7,040円
公式ホームページ:ロジェ・ガレ



トップノート:ジンジャー、マンダリン・オレンジ、ザクロ
ミドルノート:ジンジャー・フラワー、ライチフラワー、オレンジ・ブロッサムフラワー
ラストノート:砂糖漬けジンジャー、ヒマラヤ杉、ホワイト・ムスク