グッチ ブルーム ネッターレ ディ フィオーリ
原名:Gucci Bloom Nettare Di Fiori
種類:オード・パルファム
ブランド:グッチ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:30ml/10,450円、50ml/13,640円、100ml/18,480円
グッチ ブルーム第三章『花の蜜』
アレッサンドロは、架空の庭、それも大都市の中にある架空の庭を作ってくれないか と私に言ってきたんです。
アルベルト・モリヤス
アレッサンドロ・ミケーレが初めてプロデュースしたウィメンズ・フレグランス「グッチ ブルーム」が、日本で発売されたのは、2017年8月9日のことでした。その第二章として2018年5月9日に発売されたのが「グッチ ブルーム アクア ディ フィオーリ」=「花の水」でした。
その僅か三ヵ月後の2018年8月15日に発売された第三章の香りが「グッチ ブルーム ネッターレ ディ フィオーリ」=「花の蜜」でした。当初、この香りは〝グッチ ブルームの最終章〟と謳われ、フィナーレを飾るに相応しいオリジナルを濃厚にしたものでした。
「最も官能的で、情熱の花々を感じることが出来るグッチ ブルーム」と言うミケーレのアナウンスと共に発表されたシプレ・フローラルの香りは、前二作と同じくアルベルト・モリヤスにより調香されました。
「ある朝あなたが目を覚ました時、床一面に花々が咲いていたなら、どんな香りに包まれるのだろうか?」という、謎めいた幻想空間をローズとジンジャー、オスマンサス、パチョリを新たに追加し生み出したこの香りは、満開の花々の香りというよりも、フルパワーの常識を超えたフラワーパワーの香りと言えます。
チューベローズとパチョリが生み出す花の蜜
よりフェミニンで、より夢のある、ミステリアスな香りです。それは昼でも夜でもない、アレッサンドロのコレクションの作品と同じで、着ようと思えば昼でも夜でも着られる香りです。
アルベルト・モリヤス
はじまりから全速力で、肌に到来する花の蜜の舞いを感じるように、艶やかなローズに幻影的なきらめきを与えるように、ひんやりと冷たいスパイシーなジンジャーが振り掛けられ、目の前で指をパチンと鳴らされるようにフレッシュフローラルな香りが解き放たれた瞬間、一気にホワイトフローラルの花の蜜が押し寄せます。
チューベローズ、ジャスミン、ラングーンクリーパーの透明感とクリーミーさが鬩ぎ合う、酔わせるように甘い三重奏のはじまりです。やがて、ローズとレザリーなオスマンサス、アーシィーなパチョリが結びつきフルーティなシプレの側面を生み出しながら、ムスクがより艶やかな甘い官能性で包み込んでくれます。
何よりも、ミケーレがモリヤスに指示したのは、「チューベローズとパチョリをブレンドして、チューベローズの花の蜜の香りを生み出して欲しい」ということでした。
シャネルの「ココ ヌワール」とよく比較される香りです。
キャンペーンモデルは、引き続き女優のダコタ・ジョンソン、アーティストのペトラ・コリンズ、そして、トランスジェンダー・モデル・ハリ・ネフです。
この香りのイメージは、キャンペーン・フォトが全てを示しています。マンションの一室に生い茂る植物の中の三人は、どこかトリップしているようであり夢見心地です。
香水データ
香水名:グッチ ブルーム ネッターレ ディ フィオーリ
原名:Gucci Bloom Nettare Di Fiori
種類:オード・パルファム
ブランド:グッチ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:30ml/10,450円、50ml/13,640円、100ml/18,480円
トップノート:ローズ、ジンジャー
ミドルノート:インド産チューベローズ、ジャスミン、ラングーンクリーパー
ラストノート:パチョリ、ムスク、オスマンサス