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ヴェルサーチェ

【ヴェルサーチェ】ヴェルサーチェ ウーマン(クリスティーヌ・ナジェル)

ヴェルサーチェ
©VERSACE
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ヴェルサーチェ ウーマン

原名:Versace Woman
種類:オード・パルファム
ブランド:ヴェルサーチェ
調香師:クリスティーヌ・ナジェル
発表年:2000年(日本販売終了)
対象性別:女性
価格:30ml/5,500円、50ml/8,500円

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ドナテラ・ヴェルサーチェのはじめての香り

©VERSACE

1997年7月15日にジャンニ・ヴェルサーチェ(1946-1997)が連続殺人に巻き込まれ死亡し、急遽妹のドナテラ・ヴェルサーチェ(1955-)がヴェルサーチェの主任デザイナーに就任しました。

そんな彼女が、はじめて生み出した女性用フレグランスがこの「ヴェルサーチェ ウーマン」です。フローラルとフルーツとシトラスが、お互いの良い部分を引き立てながら、絶妙なバランスで蜜のような甘さで包み込むこの香りは、クリスティーヌ・ナジェルにより調香されました。

「セーラームーン」の変身アイテムのようなステッキ型のボトルを一振りすると、乙女の熱い想いが天に駆け上り、全身に舞い降りるようにしてこの香りははじまります。

ムスクの風によって、ベアバックの艶やかなヴェルサーチェのパープルドレスがはだけ、美女の小麦色の素肌から滴り落ちる花と果実の蜜が、艶やかに酸いと甘さを解き放っていくようです。

そんなプラムとラズベリーの果蜜と、フランジパニとジャスミンの花蜜が混じり合う中、すぐにみずみずしいロータスとフレッシュなローズが、パウダリーな石鹸のような清潔感を広がらせてゆくのです。

ウォン・カーウァイ監督の『花様年華』(2000)の影響を受け、梅林茂の「夢二のテーマ」に乗せて舞うようにブラジルのファッション・モデル・ラケル・ジマーマン(1983-)が登場するキャンペーン・フィルムが印象的です。

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香水データ

香水名:ヴェルサーチェ ウーマン
原名:Versace Woman
種類:オード・パルファム
ブランド:ヴェルサーチェ
調香師:クリスティーヌ・ナジェル
発表年:2000年(日本販売終了)
対象性別:女性
価格:30ml/5,500円、50ml/8,500円


トップノート:フランジパニ、ジャスミン、ベルガモット、ローズ
ミドルノート:プラム、ラズベリー、シダー、ロータス
ラストノート:アンバー、ムスク