キモノ サクラ
原名:Kimono Sakura
種類:オード・トワレ
ブランド:コスメデコルテ
調香師:キャロリーヌ・デュミュール
発表年:2022年
対象性別:女性
価格:15ml/3,300円、50ml/8,800円
コスメデコルテの『キモノ』シリーズについて
太平洋戦争で敗戦した僅か半年後の1946年3月2日に小林孝三郎が創業した化粧品ブランド、コーセーは、1970年にハイプレステージブランドとしてコスメデコルテというアウトオブブランドを設立しました。
このコスメデコルテより約5年ぶりとなる新作フレグランス『キモノ』シリーズが2020年12月1日に発売されました。〝エレガンスを纏う〟というコンセプトで生み出された4種類の香りは、それぞれ著名な調香師により作られた世界に通用する香りです。
ちなみにこの『キモノ』シリーズは、12の国と地域(日本、中国、香港、台湾、韓国、マレーシア、フランス、イギリス、スペイン、イタリア、アメリカ、カナダ)で展開されています。
- 「キヒン」=気品。エレガントな菖蒲あやめのように、知的で高貴なフローラルシプレ。調香師:デルフィン・ルボー/Nelly Hachem-Ruiz
- 「ユイ」=結。爽やかな酢橘から紡がれる、透明感あるトランスペアレントフローラル。調香師:キャロリーヌ・デュミュール
- 「ウララ」=麗。神秘的な睡蓮とみずみずしい林檎による、いきいきとしたフレッシュフローラル。調香師:デルフィン・ルボー
- 「リン」=凛、甘美な梅をプロローグにした、強く優美なウッディフローラル。調香師:ジュリアン・ラスキネ
共通の天然香料として、グラースで蒸留された「サブリム ローズエッセンス」が配合されています。
さらに、2021年11月16日には5つ目の香り「ツヤ」=艶が発売されました。木蓮のような華をたたえて、優雅で繊細なフローラルムスクは、ポール・ゲランにより調香されました。
きものを着て感じる桜の情趣を、肌と心に映し出してくれる香り
『キモノ』シリーズより2022年2月16日から限定販売されたのが「サクラ」です。「ユイ」を調香したキャロリーヌ・デュミュールにより調香されました。2023年にも2月16日より限定発売され、すぐに完売しました。
あたらしい春を迎えるために、晴れやかなきものを着て、優美ではかない桜並木を優しい気持ちで通り抜けてゆきたい。〝記憶へ纏う、春の情緒〟という素敵なテーマを持つこの香りは、透き通るようなライチの小春日和のようなきらめきからはじまります。
少しずつムスクとアンブレットが温かい陽気で包み込む中、サクラの花びらがどこからともなくふんわりと鼻先を霞めるように舞い落ちるのです。その柔らかなサクラの香りを追いかけるように、小走りする心に、咲いたばかりのピオニーとローズ、スズランのフローラルブーケがやさしく広がってゆくのです。
通り抜けた桜並木の香りが、アイリスによって〝桜の情趣を肌と心に映し出して〟くれるように心に澄みわたる余韻を残していってくれます。
香水データ
香水名:キモノ サクラ
原名:Kimono Sakura
種類:オード・トワレ
ブランド:コスメデコルテ
調香師:キャロリーヌ・デュミュール
発表年:2022年
対象性別:女性
価格:15ml/3,300円、50ml/8,800円
トップノート:ライチ
ミドルノート:チェリーブロッサム、ピオニー、スズラン、ローズ
ラストノート:イリス、ムスク、アンブレット