究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ
その他のブランド

ルメール (フランシス・クルジャン)

その他のブランド
©LANVIN
この記事は約2分で読めます。
スポンサーリンク

香水データ

香水名:ルメール Rumeur オード・パルファム
ブランド:ランバン
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2006年10月(販売終了)
対象性別:女性
価格:30ml/6,000円、50ml/8,000円、100ml/12,000円

rumeur-lanvin-fl
トップノート:マグノリア
ミドルノート:オレンジ・ブロッサム、プラム、ローズ、ジャスミン、スズラン
ラストノート:アンバー、パチョリ、ムスク

スポンサーリンク

香水広告フォト&動画

©LANVIN

スポンサーリンク

ルカ・トゥリン

★☆☆☆☆ ホワイト フローラル

ベースノートがない。 ― タニア・サンチェス

『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

スポンサーリンク

香水についての解説

2001年から2015年にかけてランバンのクリエイティヴ・ディレクターをつとめたアルベール・エルバス(1961-)によってプロデュースされた香りです。

元々1934年にランバンから発売されていた「ルメール」というフレグランスを2006年に新解釈したものです(オリジナルは1971年に廃盤になり、79年にリニューアルするも、82年に再び廃盤になった)。「ルメール」とはフランス語で「噂」という意味です。

クラシカルなシプレに、アンドロギュヌスの暗黒面を香りで表現しようとした意欲作です。キャンペーン・フォトの持つ意味も含めてこの香りが表現したかったのは、トランスジェンダーという存在を香りに落とし込むことでした。

強烈な女性らしさを主張するマグノリアの香りからはじまり、アルデヒドにより新鮮さをも手にします。やがて、香りは落ち着き、ローズやジャスミンのフローラルブーケがやってきます。そして、パチョリが、ムスクとアンブロキシドにより官能的な香りで全体を包み込んでくれます。ランバンらしい濃厚なフローラルの香りはフランシス・クルジャンにより調香されました。