手を抜かない二種類のナイティー
ローズマリー・ルック28 レモンイエロー・ナイティー
- 黄色のヴィンテージ・ナイトガウン、レモンイエロー
ローズマリー・ルック29 ホワイト・ナイティー
- フローラル刺繍の施された白のコットンナイトガウン
ガイは、ペンギンマークのマンシングウェアのポロシャツを着ています。最後に3種類のナイティーが現れます。そして、その3種類が、いずれもとても可愛いデザインです。
1966年6月6日、悪魔の子誕生
この物語のキーは、妊娠による妄想なのか？それとも、本当に悪魔の子を宿していたのか？という疑問に対する答えでした。
ホラー映画が、郊外から、都会へと移行した瞬間です。
テーブルナイフを持つローズマリー。
悪魔の子を見て、壮絶なる表情になるローズマリー！
『エクソシスト』（1973）『オーメン』（1976）『サスペリア』（1977）の先駆けとなった作品です。
ローズマリー・ルック29 水色のナイティー
- 水色のナイトガウン
- 白色のスリッパー
ミア・ファローという女優が、テレビ俳優から映画女優にスケールアップした作品が、本作です。そして、この作品は、1960年代のスウィンギング・ロンドンというファッション・ムーブメントが、ニューヨークに到達し、最後の集大成を示した作品でもあるのです。
ミア・ファローの赤ちゃん
本作の撮影終了後、ミア・ファローは、夫フランク・シナトラとの関係も悪化し、1968年はじめ（本作の全米公開は68年6月12日から）にマハリシ・マヘーシュ・ヨーギー（1918－2008）から超越瞑想の修行を受けるため、インドに訪問し、ビートルズと合流しました。こうして、フラワーチャイルドの時代が本格化しようとしていたのです。
そうなのです。ローズマリーの赤ちゃんは、フラワーチャイルドとなり、1960年代後半から70年代初めにかけての一大ファッション・ムーブメントを生み出したのでした。