水色のドレスを着たマリリン。
マリリン・モンロー・ルック3 スカイブルー・ドレス
- スカイブルー・ドレス、オープンショルダー、袖にリボン、背中がオープンされた襟のデザイン
- オープントウ・セパレート・パンプス
- トライアングル・イヤリング
ヴィクトリアズ・シークレットの原型。
マリリン・モンロー・ルック4 フラメンコ・スタイル
- フラメンコにインスパイアされたフレア・ロングスカート。白黒のパームツリー柄のスカート、ウォーターフォール・スタイルのスリット、ショッキングピンクのスカートの裏地
- 黒のワイドなウエストバンドと黒の細ベルト
- 黒のバンドゥブラ
- トロピカルな果実のヘッドドレス、ブラック・ターバンに白のテンガローハット
- 黒ハイヒールサンダル
- ブラック・フープイヤリング
- 黒と白のバングル
テクニカラーの熱いライトにゆらめく彼女の姿が見えた。スターと呼ばれるひとたちには数え切れないほど会っていたし、何人ものスターと知り合いでもあったけれど、マリリンはまったく別の存在だった。光の輪に囲まれ燃える炎のように輝いていた。彼女の横に立つまではそれはライトのせいだと思っていたが、近寄っても彼女は彼女自身で輝きつづけていた。たまらなくセクシーなのに、とても無邪気に思えた。なぜそんなふうにできるのか、不思議だった。
スーザン・ストラスバーグ
マリリンのヒート・ウェイヴの衣装は、1943年の映画『バスビー・バークリーの 集まれ!仲間たち』の中で着用したフルーツ・ハットというトレンドを生み出したカルメン・ミランダ(1909-1955)のファッションにすごく似ています。それはウィリアム・トラヴィーラがスペイン旅行したときにフラメンコ・スタイルにインスパイアされたものでした。トラヴィーラは、生涯、スペインを特別に愛し、1971年に一時引退したときは、移住したほどでした。
一方、当時のマリリンの夫ディマジオは、全体的に本作のマリリンの衣装を〝露出度が高く、下品だと〟嫌っていたのですが、特にこの衣装に対する嫌悪感は高く、マリリンとの喧嘩の原因にもなったのでした。