究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ
マドンナ

マドンナ伝説10(4ページ)

マドンナ
この記事は約2分で読めます。
スポンサーリンク

Let your body move to the music

スポンサーリンク

「ディーパー・アンド・ディーパー」 1992年11月リリース。全米7位、全英6位

これまでのキャリアの中で一番がっかりしたのは、『SEX』の騒ぎのせいで『エロティカ』が忘れられたっていうことね。あの騒動のどさくさですっかり消し飛んじゃって。このアルバムにはとてもいい曲がいくつかあったのに、みんな見向きもしなかった。ほんとにがっかりしたけど、それはアルバムそのものに対してじゃないわ。

マドンナ

「Let your body move to the music」(ただ音楽に身をゆだねて踊るのよ)。「ヴォーグ」の一節が最後に流れます。そのタイミングが見事です。1970年代のアンディ・ウォーホルと彼のアートサロン・ファクトリーに集う様々な分野のアーティストたちの熱気に対するオマージュ。そこにルキノ・ヴィスコンティの『地獄に堕ちた勇者ども』のテイストも絡め合わせたのが本作のPVです。

PVの中のマドンナは、ウォーホルのミューズ、イーディ・セジウィックをベースにしたキャラクターを演じています。メルセデス・ベンツのW111のコンバーチブルをタマラ・ド・レンピッカの絵のように運転します。そして、ウォーホルの映画『悪魔のはらわた』『処女の生血』にも出演していたドイツの個性派俳優ウド・キアの登場と相成ります。例のフィナーレのヴォーグフレーズで、コマネチポーズ(もしくはDXポーズ)を取るウド・キアがカッコ良すぎます。

『ゴッドファーザーPart III』に出演した後の、ソフィア・コッポラも出演しています。そして、印象的なのが、マドンナのメイク担当から女優に転進したデビー・メイザー(1964-)です。1990年の『グッドフェローズ』の役柄と同じような役柄を演じています。



スポンサーリンク

『ディーパー・アンド・ディーパー』ライブ・パフォーマンス

ガーリー・ショー・ツアー、1993年。

ガーリー・ショー・ツアー、1993年、福岡。