究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ
カイエデモード香水図鑑を応援する|2025年5月30日~31日終日

2025年夏に9年目を迎えるカイエデモード香水図鑑。このたび聖地調査が完了し、5月より東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸の約100か所の『香水超聖地ガイド』の更新を行っております(6月中に完成予定)。さらに、4月末より、これからの日本の香水業界を動かしていく25人のキーパーソンのインタビュー記事『フレグランス・アイコン・インタビューズ』を公開させて頂いております。

この大いなる活動にあたり、2025年5月30日~31日終日にあたりご寄付を募らせて頂きます。

詳細ページへ

マドンナ伝説10(4ページ)

マドンナ
マドンナ
この記事は約2分で読めます。
スポンサーリンク

Let your body move to the music

スポンサーリンク

「ディーパー・アンド・ディーパー」 1992年11月リリース。全米7位、全英6位

これまでのキャリアの中で一番がっかりしたのは、『SEX』の騒ぎのせいで『エロティカ』が忘れられたっていうことね。あの騒動のどさくさですっかり消し飛んじゃって。このアルバムにはとてもいい曲がいくつかあったのに、みんな見向きもしなかった。ほんとにがっかりしたけど、それはアルバムそのものに対してじゃないわ。

マドンナ

「Let your body move to the music」(ただ音楽に身をゆだねて踊るのよ)。「ヴォーグ」の一節が最後に流れます。そのタイミングが見事です。1970年代のアンディ・ウォーホルと彼のアートサロン・ファクトリーに集う様々な分野のアーティストたちの熱気に対するオマージュ。そこにルキノ・ヴィスコンティの『地獄に堕ちた勇者ども』のテイストも絡め合わせたのが本作のPVです。

PVの中のマドンナは、ウォーホルのミューズ、イーディ・セジウィックをベースにしたキャラクターを演じています。メルセデス・ベンツのW111のコンバーチブルをタマラ・ド・レンピッカの絵のように運転します。そして、ウォーホルの映画『悪魔のはらわた』『処女の生血』にも出演していたドイツの個性派俳優ウド・キアの登場と相成ります。例のフィナーレのヴォーグフレーズで、コマネチポーズ(もしくはDXポーズ)を取るウド・キアがカッコ良すぎます。

『ゴッドファーザーPart III』に出演した後の、ソフィア・コッポラも出演しています。そして、印象的なのが、マドンナのメイク担当から女優に転進したデビー・メイザー(1964-)です。1990年の『グッドフェローズ』の役柄と同じような役柄を演じています。



スポンサーリンク

『ディーパー・アンド・ディーパー』ライブ・パフォーマンス

ガーリー・ショー・ツアー、1993年。

ガーリー・ショー・ツアー、1993年、福岡。