イオナ=アニー・ポッツ
イオナ・ルック4 プロム・イン・ピンク
- ピンクのプロムドレス
- 黄色のモコモコスリッパー
イオナを演じたアニー・ポッツ(1952-)は、撮影当時33歳でした。アメリカにおいてこの作品のイオナとダッキーはカルト・アイコンとしての地位を獲得しています。アニー・ポッツは他の作品においても、個性的なファッションで登場しており、80年代ファッション・アイコンの一人として再評価されるであろう女優の一人です。
この後、しばし、女性のクローゼットからジャケットが消える。
イオナ・ルック5 トムボーイ・スタイル
- 白のジャケット、ナローラペル、襟を立てる、袖はロールアップ
- タートルネック・ボタンダウン・シャツ
- 真珠をループタイ風にアレンジ
1980年代から90年代に渡り、女性にとってジャケットはなくてはならないファッション・アイテムでした。どんなライフスタイルの中でも、一定以上のオシャレ感度へと自分を引き上げてくれ、そして、気持ちも引き締めてくれる万能薬であるジャケット。しかし、1990年代半ばから2000年にかけて女の子っぽいドレスやふわりとしたニット、コートにとって変わられるようになりました。
あるファッションの滅びは、皆がそのスタイルに到達した瞬間から始まります。そして、2000年末に「失われていたJKスタイル」が復権します。それは80年代ファッションを愛する当時のイヴ・サンローランのデザイナー、ステファノ・ピラーティや、ランバンのアルベール・エルバス、クロエのフィービー・ファイロによってでした。
ちなみに、当初、イオナ役は、アンジェリカ・ヒューストンで考えられていました。