ドルチェ&ガッバーナの降臨
『ロミオ+ジュリエット』で絶対に忘れてはならないのが、キャピュレット家のティボルトを演じたジョン・レグイザモ(1964-)が着るドルチェ&ガッバーナです。
正確には、ドルチェ&ガッバーナが1994年から展開しているD&Gであり、本作がドルチェ&ガッバーナが映画のためにデザインした最初の作品となりました(ちなみにD&Gラインは2012年8月に終了しました)。
『荒野の七人』のユル・ブリンナーや『ウエスタン』のヘンリー・フォンダのようなオールブラックのカウボーイ・スタイルに、フラメンコ・ファッションを組み合わせたスタイルです。そして、どことなく中世的なムードがあります。
とにかくオープニングで登場する彼のガン捌きが格好良いです。それにしてもドルチェ&ガッバーナをキャピュレット家に着せるという発想が凄いです。
ティボルトのファッション1
D&Gルック1
- デザイン:D&G(ドルチェ&ガッバーナ)
- ブラックスーツ、ワイドノッチラペルのジャケット
- バーガンディーの防弾ベスト、ジーザスプリント
- ブラックチャンキーベルト、シルバーベルトバックル
- キューバンヒール・ブラックブーツ
- デコラティブ・ホルスター
キャピュレットボーイ・ルック
キャピュレット・ボーイの衣裳も同じくD&Gがデザインしたものです。
そして、皆がつけているシルバーアクセサリーは、メキシコ製のハンドメイドのシルバー・アクセサリーです。
ティボルトのファッション2
D&Gルック2
- デザイン:D&G(ドルチェ&ガッバーナ)
- ブラックシルクシャツ、ディスコ時代のようなデカ襟
- ブラックベルベット防弾ベスト
- ブラックチャンキーベルト、シルバーベルトバックル
- キューバンヒール・ブラックブーツ
- デコラティブ・ホルスター
作品データ
作品名:ロミオ+ジュリエット Romeo + Juliet (1996)
監督:バズ・ラーマン
衣装:キム・バレット
出演者:レオナルド・ディカプリオ/クレア・デインズ/ジョン・レグイザモ/ハロルド・ペリノー