アーバンヒーロー
原名:Urban Hero
種類:オード・パルファム
ブランド:ジミー・チュウ
調香師:アントワーヌ・メゾンデュー、マリオン・コステロ
発表年:2019年
対象性別:男性
価格:30ml/8,580円、50ml/11,550円、100ml/15,510円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム
ストリート・アーティストとのコラボ香水
ジミー・チュウのメンズ・フレグランスの歴史は、2014年の「ジミー チュウ マン」からはじまりました。以後、フランカーが3作品生まれました。
そして、2019年9月に新しいメンズ・フレグランス(フランカーではない)が発売されることになりました。その名も「アーバンヒーロー」です。ジボダン社のアントワーヌ・メゾンデューとマリオン・コステロによって調香されました。
L‘ATLAS(ラトラス)というストリートアーティスとのコラボレーションにより生み出されたこの香りのコンセプトは、都会でルールに縛られず、ミステリアスに生きるクールな反逆児です。
謎のレモンキャビアの香り
そんな男性像を反映したというウッディ・アロマティックな香りは、恐らく史上初めて使用されるであろうレモンキャビア(別名、フィンガーライムまたはフルーツキャビア)という珍しいアクアティックなレモンと、スパイシーなブラックペッパーのコントラストからこの香りははじまります。
やがて、アンバーグリス(アンブロキシド)がメンズ・フレグランスお馴染みの甘さでスモーキーなレザーの風に乗り、香り全体を包み込んでゆきます。そして、ウッディなローズウッドとベチバーが温かい余韻を生み出し肌馴染みよく消えてゆきます。
パコ・ラバンヌの「インビクタス」とコーチの「コーチ マン オードトワレ」とよく比較される香りです。
どうせならバンクシーの香りを作れば?
しかし、ここで質問です。ラトラスって誰?そして、ジミー・チュウのようなニッチ・フレグランスではないラグジュアリーシューズ・ブランドが、なぜ一人のアーティストを取り上げ、その人間の生き様を的にした香りを作ったのでしょうか?
「アーバンヒーロー」という名の答えが、都会に暗躍するストリートアーティストというのは、バンクシーの香りであればとても魅力的なのですが、であったとしても、ジミー・チュウがするととても違和感を感じます。なぜならジミー・チュウというブランドには、ミステリアスなアーティスティックなカラーは微塵も存在しないからです。
上半身を鎧で固めたようなボトルデザインは、ストリートアーティストが使うメタリックペイントをイメージしたフラスコ型のガラスボトルであり、ボトルの上半分がミラー加工のクローム仕上げを施されたメタルで覆われています。
香水データ
香水名:アーバンヒーロー
原名:Urban Hero
種類:オード・パルファム
ブランド:ジミー・チュウ
調香師:アントワーヌ・メゾンデュー、マリオン・コステロ
発表年:2019年
対象性別:男性
価格:30ml/8,580円、50ml/11,550円、100ml/15,510円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム
トップノート:レモンキャビア、ブラックペッパー
ミドルノート:パリサンダー・ローズウッド、ベチバー
ラストノート:アンバーグリス、レザー