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ケンゾー

【ケンゾー】フラワー バイ ケンゾー オーデヴィ(アルベルト・モリヤス/マリー・サラマーニュ)

ケンゾー
©KENZO PARFUMS
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フラワー バイ ケンゾー オーデヴィ

香水名:フラワー バイ ケンゾー オーデヴィ
原名:Flower by Kenzo Eau de Vie
種類:オード・パルファム
ブランド:ケンゾー KENZO
調香師:アルベルト・モリヤスマリー・サラマーニュ、ファブリス・ペルグラン
発表年:2019年
対象性別:女性
価格:30ml/7,000円、50ml/9,800円

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〝空を飛べそうな生命力に溢れた花の水〟

©KENZO PARFUMS

2000年に発売された「フラワー バイ ケンゾー」は、〝ローズとヴァイオレットという一昔前の組み合わせ〟に新たなる生命を与えた画期的な香りでした。

それはローズとヴァイオレットが生み出すパウダリー感に、フレッシュグリーンとムスキーさを融合させ、〝太陽と水〟の要素を生み出し、太陽光に包まれる浮遊感と、水中の浮遊感を同時に感じさせる香りを生み出すという奇跡をやってのけました。

ポピーの花自体には匂いはありません。しかし、二つの花が生み出すパウダリー感が、真紅のポピーが持つ「空を飛べそうな」浮遊感を生み出しているのです。

そんな「フラワー バイ ケンゾー」の新作として2019年3月15日に発売されたのが、「フラワー バイ ケンゾー オーデヴィ」でした。

「ヴィ」とはフランス語で「生命」の意味です。オード・トワレのオリジナルとは違いオード・パルファムとなるこちらは、より〝空を飛べそうな生命力に溢れた花の水〟を目指した香りとなります。

「クープド・クール(=一目惚れ)」をキーワードに生み出されたジョイフル・フローラルの香りは、アルベルト・モリヤスマリー・サラマーニュファブリス・ペルグランにより調香されました。

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パウダリーフローラルが生み出すフレッシュな〝生命の水〟

©KENZO PARFUMS

〝空を飛べそうな生命力に溢れた花の水〟の香りは、きらめくオーラを放ちながら弾けるベルガモットのラッパの音を合図に、発泡するスパイシーなジンジャーの波の上に乗る元気いっぱいなネロリからはじまります。ネロリが鋭く、大都会の中の自然の咆哮を連想させる不自然さを感じさせるはじまりとなります。

すぐに、スパイシーなネロリをなだめるかのようにオレンジ・ブロッサムが到来します。とても滑らかに肌の上にソーピィーなきらめきを与える中、ブルガリアン・ローズが女性の甘さとエレガンスを運んできます。そして、躍動するようなフローラルブーケが爽やかに生み出されてゆきます。

やがて、パウダリーなホワイトムスク(ムスセノンデルタ、シクロペンタデカノリド、アンブレットリド、ハバノリド)が、クリーミーなトンカビーン、そして、甘いパウダリックバニラと結びつき、ジンジャーフローラルブーケ(オリジナルよりローズは歌わない)と調和してゆきます。

それはまるで大都会の陽光を感じさせるフレッシュクリーンな躍動感を香り全体に与えていくような、贅沢な余韻で包み込んでくれるようです。

シトラスがフレッシュな生命力を生み出すのではなく、オレンジ・ブロッサムとホワイトムスクの共犯関係が、パウダリーフローラルを生み出してゆくフレッシュな〝生命の水〟です。

キャンペーン・ガールとして韓国人女優のキム・テリ(1990-)が起用されています。

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香水データ

香水名:フラワー バイ ケンゾー オーデヴィ
原名:Flower by Kenzo Eau de Vie
種類:オード・パルファム
ブランド:ケンゾー KENZO
調香師:アルベルト・モリヤスマリー・サラマーニュ、ファブリス・ペルグラン
発表年:2019年
対象性別:女性
価格:30ml/7,000円、50ml/9,800円


トップノート:ジンジャー、ネロリ、ベルガモット、プチグレン
ミドルノート:オレンジ・ブロッサム、ブルガリアン・ローズ
ラストノート:トンカビーン、ホワイトムスク、ベンゾイン、バニラ