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【アッカカッパ】サクラ/SAKURA TOKYO(アッカカッパ)

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©Acca Kappa
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サクラ/SAKURA TOKYO

原名:Sakura Tokyo
種類:オード・パルファム
ブランド:アッカカッパ
調香師:不明
発表年:2019年
対象性別:ユニセックス
価格:15ml/4,950円、50ml/13,200円
公式ホームページ:アッカカッパ

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威風堂々とした桜の荘厳さを身に纏う香り

©Acca Kappa

1869年にイタリアのヴェネト州で創業されたアッカカッパは、世界中のヘアスタイリストたちの高い要求に応えられるプロが認めたヘアブラシの販売からはじまったブランドです。

ブランド名のACCA KAPPAは、創業者のハーマン・クルルのイニシャルをイタリア語で読んだものです(HはACCA(アッカ)、KはKAPPA(カッパ))。その4代目社長エリーザ・ジェーラが、2019年3月22日に発表したのが「サクラ/SAKURA TOKYO」です。

光、希望、恋、宴…春の美しさのすべてを凝縮させたような桜は、日本の人々の心に咲き続ける特別な花。可憐なのに潔く、圧倒的なのにささやかな桜の不思議な魅力を香りで表現してみたかったのです。

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東京で、日本古来の美を失わずに咲き誇ることが出来る女性の香り

©2023 吉野山観光協会

ヨーロッパの方が、桜と言えばイメージする京都ではなく、〝東京=大都会を彩る満開のソメイヨシノ〟からインスピレーションを得たというこの香りは、洋ナシ(=ピアー)ではなく、和梨とネロリのみずみずしさからはじまります。ネロリは澄み切ったグリーンの光を放っています。

すぐにパウダリーなヘリオトロープとムスクの風に桜の葉が揺れているような、一年間の心の疲れが優しい春風にそっと吹き飛ばされていくような、晴れやかな解放感に包まれてゆきます。

そしてチェリー・ブロッサムが東京の桜というよりは、吉野山の尾根から尾根へ、谷から谷へと山全体を埋め尽くす千本桜のように、解放された心を、花霞と花筏の彩りで満たしてくれるのです。クリーミーなサンダルウッドにより、肌馴染みも抜群に良いのですが、何よりも、桜を心に満開に咲かせてくれるのです。

フリージアと睡蓮が生み出す花筏の情景が、心に流れてゆく〝春の水〟のようです。そして何よりも赤い薔薇が、ほとばしる情熱=新しい物事のはじまりに対する期待感よりも、ひとつひとつ年を重ねてゆき、包容力を増してゆく〝大人の女性の余裕〟を感じさせます。

そういったすべての要素が相俟ってイタリア・マダムの色気のある貫禄(ソフィア・ローレン様やモニカ・ベルッチ様のような)を思わせる〝威風堂々とした桜の荘厳さを身に纏う香り〟を生み出してくれているようです。

日本女性にたとえるならば原節子様や鈴木京香様でしょうか。 つまりは、大都会・東京の中で、日本古来の美を失わずに咲き誇ることが出来る女性の香りなのです。

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香水データ

香水名:サクラ/SAKURA TOKYO
原名:Sakura Tokyo
種類:オード・パルファム
ブランド:アッカカッパ
調香師:不明
発表年:2019年
対象性別:ユニセックス
価格:15ml/4,950円、50ml/13,200円
公式ホームページ:アッカカッパ


トップノート:梨、ネロリ
ミドルノート:フリージア、睡蓮、ローズ、チェリー・ブロッサム
ラストノート:ヘリオトロープ、サンダルウッド、ムスク