パチョリ アーデント
原名:Patchouli Ardent
種類:オード・パルファム
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2020年
対象性別:ユニセックス
価格:日本未発売
熟れたイチジクを愛撫するパチョリの香り
2014年当時ゲランのクリエイティヴ・ディレクターだったシルヴェーヌ・ ドゥラクルトにより生み出された「レ アブソリュ ドリエント(オリエントの決定版) 」は、中東の市場向けに生み出された高級ラインです。
その第八弾の香りとして発表された「パチョリ アーデント」(熱いパチョリ)は、ゲランの五代目調香師ティエリー・ワッサーにより調香されました。
墨汁を連想させるパチョリという香料は、アーシィーな湿り気のある大地の香りを放ち、1960年代後半から70年代にかけてヒッピーの間でも愛用されていました。この香りは、そんな暗くて神秘的なパチョリのイメージを覆すべく、新しい側面に光を当てた香りです。
その側面とは〝活気に満ちた明るさ〟です。「熱いパチョリ」改め「明るいパチョリ」は、最初から香り立つパチョリに二種類のペッパーがブレンドされる中に、イチジクが加わり、フレッシュでスパイシーグリーンな香りに包まれるようにしてはじまります。
やがて熟れたイチジクを愛撫するパチョリは、ジボダン社によりサトウキビから作られたアンブロフィックスというアンバーノートに溶け込むようにして甘いジャミーローズと結びつきます。
そして、ドライダウンに向かい、ムスキーレザーが香り全体を包み込んでいきます。イチジクの実と葉、そして、ローズの花びらと棘と葉で作られた天秤の上に乗せられたパチョリの香りです。
香水データ
香水名:パチョリ アーデント
原名:Patchouli Ardent
種類:オード・パルファム
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2020年
対象性別:ユニセックス
価格:日本未発売
トップノート:イチジク、ピンクペッパー、ブラックペッパー
ミドルノート:パチョリ、ターキッシュローズ、シダー
ラストノート:レザー、ムスク