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シャネル

【シャネル】パリ ドーヴィル(オリヴィエ・ポルジュ)

シャネル
©CHANEL
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パリ ドーヴィル

原名:Paris – Deauville
種類:オード・トワレ
ブランド:シャネル
調香師:オリヴィエ・ポルジュ
発表年:2018年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/14,520円、125ml/ 20,900円
公式ホームページ:シャネル

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戦士の休息の香り

アドリエンヌ(左)とガブリエル・シャネル(右)。オープンしたばかりのドーヴィルのシャネル・ブティックの前で。1913年 ©CHANEL

2018年5月に、シャネルから「レ ゾー ドゥ シャネル(シャネルの水)」シリーズが三作品発売されました。全てシャネルの四代目専属調香師オリヴィエ・ポルジュにより調香されました。

パリ ドーヴィル」は、ガブリエル・シャネルの伝説がはじまった街ドーヴィルからインスパイアされた香りです。それは牧歌的な緑の中を、気の向くままに散策するような解放感へと誘うアロマティック・ゼスティな香りです。

1913年、ガブリエル・シャネルは、ボーイ・カペルの出資により、ノルマンディー海岸のリゾート地ドーヴィルに初めてファッション・ブティックをオープンしました。このブティックからシャネル神話は始まったのでした。

ちなみにドーヴィルという街は1966年のクロード・ルルーシュの名作映画『男と女』の舞台にもなった街でした。

ドーヴィルは海辺にある街です。それは豊かな植物と土壌に恵まれたノルマンディーにあります。週末にパリからやって来たお金持ちで賑わうリゾート地であり、『ノルマンディー海岸の女王』と謳われます。

そんなウキウキした気分を出すために私はフレッシュなシトラスをトップに置き、洗練されたジャスミンの香りをゼラニウムやローズマリー、パチョリといったウッディ・アロマティックな成分で包み込みました。

オリヴィエ・ポルジュ

©CHANEL

シャンパンのコルクを抜いた瞬間のような発泡感に満ちたスパークリング・オレンジからこの香りははじまります。すぐにフレッシュなバジルが、ジャスミンとローズの華やかな甘さと見事なハーモニーを生み出します。

シトラス、フローラル、ハーバルの絶妙なバランスの中で、グリーンな側面が頭をもたげると同時に、パチョリが現れ、シプレ特有の心地よいドライダウンへと導かれていきます。

モードコロン〟一言で言うと、宝塚の男役の方が、プライベートで白シャツにジーンズ姿で、男性とデートしている時に、身に纏っていたら、パーフェクトな香りです。

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香水データ

香水名:パリ ドーヴィル
原名:Paris – Deauville
種類:オード・トワレ
ブランド:シャネル
調香師:オリヴィエ・ポルジュ
発表年:2018年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/14,520円、125ml/ 20,900円
公式ホームページ:シャネル


トップノート:バジル、シチリア産オレンジ、ベルガモット、レモン、ライム、プチグレン
ミドルノート:ジャスミン、ローズ、グリーン・ノート、ヘディオン
ラストノート:パチョリ