NOSE SHOP 神戸
場所 三宮・神戸阪急
住所 兵庫県神戸市中央区小野柄通8丁目1−8 神戸阪急新館 2F Hankyu Mode
電話 078-200-7281
2022年に新生「神戸阪急」が誕生しました。
1933年10月1日に開業したそごう神戸店は、1969年の増築により、大丸神戸店(1927~)に匹敵する売り場面積を誇る百貨店になり、1971年から1996年にかけ、大丸神戸店を凌駕する売り上げを上げるようになりました。
一方、衰退の一途を辿っていた大丸神戸店は、1987年から旧居留地の開発に着手し、反撃のタイミングを狙っていました。分岐点は、1995年1月17日の阪神・淡路大震災でした。この災害により、大丸神戸店は建て替えすることになり、時代遅れなイメージを払拭し、ハイセンスな百貨店への脱却を目指したのでした。
かくして1997年3月2日、震災から776日ぶりに全面営業再開すると同時に、ハイセンスな百貨店として、そごう神戸店の売り上げを越えていくことになるのでした。
一方、そごう神戸店は、2000年にそごうが経営破綻した後、絶望的なまでに衰退していくことになりました。そして、2019年に阪急阪神百貨店へ移管され「神戸阪急」として生まれ変わることになるのでした。
2022年8月31日に、Hankyu Mode Kobe(新館)とKOBE HANKYU BEAUTYがオープンし、新生「神戸阪急」が本格始動することになりました。そんなHankyu Mode Kobe(新館)の二階に同日オープンしたのが、NOSE SHOP神戸でした。百貨店初進出となります。
神戸に誕生した香りのセレクトショップ
2022年8月31日にオープンして以来、この新館は、入り口が分かりづらいことと、神戸三宮において百貨店は、依然「大丸」が強いこともあり、まだまだNOSE SHOPと言えども苦戦している現状です。
しかし、それは逆に言うと、フルラインナップに近い品揃えがされた店舗の中で、ゆったりと静かに快適な香水体験が出来る絶好の機会だということです。
〝自分の鼻を信じて選ぶ〟という言葉は、とても響きのいい言葉なのですが、それは1,000円から3,000円までの香りものを選ぶ場合の話であって、8,000円以上の香りものを選ぶ場合は、「ル シヤージュ京都」様や「ルイ ヴィトン 表参道」のフレグランス・スペシャリスト様の接客を受けるような、カウンセリング・スタイルの〝香り探しの旅〟スタイルをカイエデモードは推奨致します(あくまでも推奨です。香水選びは、パーソナルなものであり、人それぞれですから)。
そういった〝香り探しの旅〟を一緒にしてくださる心強い味方としても、こちらの女性店長様は人当たりが良く、聞き上手でもあり、とてもありがたい存在です。
NOSE SHOP大阪出身であると言うことが、この方の香水接客力の高さを何よりも示していると思います(でありながら、ゆったりした空間なので、自分の鼻だけで香りを選びたいお客様にとっても、干渉されることなく香り選びが出来ます)。
関西で唯一アムアージュを取り扱っている店舗
ちなみにこちらは関西で唯一、オマーン王国の最高級フレグランス、アムアージュが置いてある店舗です。同じく東日本の取扱店である松屋銀座のNOSE SHOPで全体的に感じる、サークル活動っぽい、薄っぺらな対応ではありません。
はっきり言って、東京の場合、アムアージュは単独店舗なりをしっかりと作って、KO-GU大阪店の青年店長様に店長に就任して頂き、丁寧に販売して頂いた方が良いと思います。
アムアージュを扱う場合は、ルイ・ヴィトンやゲラン、MCDのフレグランス・エキスパートの方々が受けるトレーニングを受けたスタッフが接客しないと、アムアージュの魅力を伝えきれないでしょうし、アムアージュの本社に対して大変失礼だと思います。
神戸阪急のフレグランス環境について
最後に神戸阪急のフレグランス環境について箇条書きしてゆきます。
1.ジョー・マローン・ロンドン
本館1階にあるこのお店の女性チーフ様は、元々国産コスメカウンターで働いていた方ですが、約5年もの社歴があり、とても明るく寄り添うような素晴らしい接客力があります。このお店は素敵なチーフの下、どの販売員の方々も香水愛を強く感じさせます。
2.フレグランスコーナー
新館2階にあるこのコーナーはカワベさんの香水(ブルガリ、ミラー・ハリス、フェラガモなど)が並んでいます。この売り場には、西日本のエリアマネージャーをしておられる女性販売員様がおられます。香水初心者の方も話しやすい、一目見た瞬間に、その優しさが伝わる方です。さらに会話に夢中になると、香水愛がほとばしるとてもキュートな方です。
3.メゾン・クリスチャン・ディオール
行くだけ時間の無駄です。大丸心斎橋をお薦めします。