ロム リーブル|YSLを象徴する香水「リブレ」の8年前に発売された『男のリブレ』

イヴ・サンローラン
©YSL Beauté
イヴ・サンローラン
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ロム リーブル

原名:L’Homme Libre
種類:オード・トワレ
ブランド:イヴ・サンローラン
調香師:オリヴィエ・ポルジュ、カルロス・ベナイム
発表年:2011年(廃盤)
対象性別:男性
価格:60ml/8,000円

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YSLを象徴する香水「リブレ」の8年前に発売された『男のリブレ』

©YSL Beauté

2000年にイヴ・サンローラン(YSL)・パルファムを買収したグッチ・グループのトム・フォードは、YSLボーテの復興という一大野心を果たすため、シャンタル・ルースをYSLボーテの最高責任者として起用しました(2007年まで)。彼女の力量により、YSLのメイクアップ部門は5年間で56%の成長を遂げました。

彼女こそが、1976年から1990年までイヴ・サンローラン・パルファムのインターナショナル・プロダクト・ディレクターとして「オピウム」「パリ」などのクリエイティブ・ディレクターの役割を果たし、1992年には、イッセイ・ミヤケの最初の香水「ロー ドゥ イッセイ」も作り上げたオゾン革命の立役者でした。

2004年4月、トム・フォードは、グッチ及びイヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクターを辞任しました。その後、シャンタルの指揮の下、YSLからはじめて発売されたフレグランスが、2006年に発売された「ロム」でした。この香りは、イヴ・サンローラン(1936-2008)存命中に発売された最後のメンズ・フレグランスでした。

この「ロム」シリーズのニュー・ヴァージョンとして2011年9月に発売された「ロム リーブル」は、オリヴィエ・ポルジュカルロス・ベナイムによって調香されました。〝リーブル〟とはフランス語で自由を意味します。

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大都会の中で、蝶のように舞い、蜂のように刺す男になれる香り

©YSL Beauté

爽やかなベルガモットがすーっと広がっていく中、クールビューティーな美男子の横顔のような、メタリックなヴァイオレットリーフが力強く立ち上っていくようにしてこの香りははじまります。

すぐに最初から最後まで感じることが出来るレザーのそよ風に乗り、新鮮なパチョリとベチバーが到来し、ヴァイオレットは滑らかな甘さを解き放ってゆきます。ほんのりとバジルとスターアニスの香りも漂う中、太陽の下で、澄みわたる空気と共に、大都会の一角にあるハーブガーデンで自由を謳歌するような、スペアミントの解放感に満たされてゆきます。

そして泡立つピンクペッパーとジンジャー、ナツメグが注ぎ込まれ、香りの中心で弾け合いながら、トンカビーンの甘やかさも加わり、軽やかにフレッシュな、スイートでビターなレザーとパチョリの余韻で包み込んでくれます。

その名の通り、日中のビジネスシーンでも使いやすい香りで、大都会の中で、蝶のように舞い、蜂のように刺す、洗練された男を演出してくれる香りと言えます。オリヴィエの父が調香した「ブルー ドゥ シャネル」とよく比較される香りです。

2014年にパリ・オペラ座史上最年少の芸術監督に抜擢されたベンジャミン・ミルピエ(1977-、元妻はナタリー・ポートマン、『ブラック・スワン』の振付をしていた時に知り合う)がキャンペーン・モデルとして起用され、ニューヨークの街並みで、ファッション・フォトグラファーのパトリック・デマルシェリエにより撮影されました。

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香水データ

香水名:ロムリーブル
原名:L’Homme Libre
種類:オード・トワレ
ブランド:イヴ・サンローラン
調香師:オリヴィエ・ポルジュ、カルロス・ベナイム
発表年:2011年(廃盤)
対象性別:男性
価格:60ml/8,000円


トップノート:スターアニス、バジル、ヴァイオレットリーフ、ベルガモット
ミドルノート:ナツメグ、ピンクペッパー
ラストノート:ベチバー、パチョリ