まだ映画の中で滅多に登場しなかったレザージャケット。
このレザー・ジャケットは、第二次世界大戦の空挺部隊出身かのように彼の役柄をほのめかしているが、実際は、警察官のジャケットです。左胸にポリス・バッジを取り外した跡が確認できます。
アメリカ中のティーンエイジャーを虜にしたドレス
男性をその気にさせる方法その一です。それは「接近」。
まさにハリウッド黄金期のスターのオーラ。
このルックスの完成度を見てください。彼女に見つめられると、男性は目をそらさずにはいられなかったとのことです。
当時このリズのヘアスタイルが大流行しました。
爆発的ヒットとなったプロムドレス。
恐らくカラーだとリズの褐色の肌が妖艶すぎたでしょう。
イーディス・ヘッドのデザイン画。
イーディス・ヘッドのデザイン画。
（このドレスを着た）彼女の動作は、まるで水面にたわむれる陽の光のようだった。
イーディス・ヘッド
17才の剥き出しにされた若さ。その肩と腕、デコルテの美しさと細いウエストラインの対比（この頃のリズのウエストは50cmに満たなかった）。弾ける若さと、締め付けられた若さの間に存在する、バストラインのレースの花々。そこから感じる少女の瑞々しさ。史上初めて、子供用でもなく、大人用でもない、ティーンエイジャーのファッションが登場した瞬間でした。このドレスは、映画が公開された後、高校の体育館に風船や造花などで飾り立てられたプロム・パーティで着るドレスとして爆発的な流行を生み出しました。そして、アメリカ全土にこのドレスのコピーが販売されることになりました。
そして、彼女は、その美しさ故に、幸せをなかなか勝ち取れない、美女の負のスパイラルを見事に演じるのでした。陰のある美女とはどういうものなのか？それは望まざるとも、彼女の下の墓標となることを望んだ男たちの上に立つ女性だけが持つものなのです。この映画のリズには見事なまでにそれがあります。
エリザベス・テイラー・ルック2 ホワイト・プロムドレス
- ホワイト（ライティングのことを考え、ペールイエローのものと二着用意した）のストラップレスドレス。ベルヴェットのデイジーの花飾りのついたバスト部分。シルクとチュール（タフタの上にアイボリーチュール）をプリーツ状にレイヤードしたスカート。フレア状に広がる
- アクセサリーはパールイヤリングのみ。若さを強調
実際に1950年代にプロムドレスを着用している風景。