ロザリオ。日本で言えば数珠をファッション・アイテムにするようなもの
ルック21 Aライン・ミニコート&セットアップ
モデル:カトリン・アース(1992-)
エマイユ・クロワゾネ
ビザンティン帝国にて726年、イコノクラスム(聖像破壊運動)が起こる。この運動は、キリストや聖母、聖人たちのイコンを崇拝することを厳しく戒めるものであり、その結果、十字架が奨励され、小さな十字架を鎖につないでネックレスのように吊るすエンコルピアが流行した。それらの最高級品はエマイユ(エナメル)で作成され、「エマイユ・クロワゾネ」と呼ばれる技法が用いられ、残存するものはビザンティン美術の傑作として名高い。
ビザンティン帝国にとって、特に十字架とは聖なるものであり、皇帝ヘラクレイオスがサーサーン朝ペルシアとの戦いにおいて、イエス・キリストの磔刑に使われたとされる「聖十字架」が614年に奪われ帝国の権威は地に落ちた。落ちた威信を取り戻すために、ヘレクレイオスは627年のニネヴェの戦いにおける完全勝利まで狂乱の進軍を続け、628年ついに「聖十字架」奪還に成功し、更にはサーサーン朝ペルシアの滅亡のきっかけを作りました。
喪服のようなブラックドレス
ルック22 Aラインレースコート
モデル:アイリス・ヴァン・バーン(1990-)
ルック23 リトルブラックドレス
モデル:ニコル・ポラード
ルック24 白シャツ×黒パンツ×ロザリオ
モデル:マニュエラ・フライ(1996-)
ルック25 ブラックコート
モデル:ミュリエル・ベアール
ルック26 カッティング・ブラックレースドレス
モデル:ダフィー・グレネヴェルド(1994-)
ルック27 ビザンティン・シフトドレス
モデル:Patrycja Gardygajlo