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カイエデモード香水図鑑を応援する|2025年5月30日終日

2025年夏に9年目を迎えるカイエデモード香水図鑑。このたび聖地調査が完了し、5月より東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸の約100か所の『香水超聖地ガイド』の更新を行っております(6月中に完成予定)。さらに、4月末より、これからの日本の香水業界を動かしていく25人のキーパーソンのインタビュー記事『フレグランス・アイコン・インタビューズ』を公開させて頂いております。

この大いなる活動にあたり、2025年5月30日終日にあたりご寄付を募らせて頂きます。

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ビザンティンの復活 ドルチェ&ガッバーナ2013-14AWウィメンズ(9ページ)

ファッション ブランドの歴史
ファッション ブランドの歴史
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ロザリオ。日本で言えば数珠をファッション・アイテムにするようなもの

ルック21 Aライン・ミニコート&セットアップ

モデル:カトリン・アース(1992-)

エマイユ・クロワゾネ

ビザンティン帝国にて726年、イコノクラスム(聖像破壊運動)が起こる。この運動は、キリストや聖母、聖人たちのイコンを崇拝することを厳しく戒めるものであり、その結果、十字架が奨励され、小さな十字架を鎖につないでネックレスのように吊るすエンコルピアが流行した。それらの最高級品はエマイユ(エナメル)で作成され、「エマイユ・クロワゾネ」と呼ばれる技法が用いられ、残存するものはビザンティン美術の傑作として名高い。

ビザンティン帝国にとって、特に十字架とは聖なるものであり、皇帝ヘラクレイオスがサーサーン朝ペルシアとの戦いにおいて、イエス・キリストの磔刑に使われたとされる「聖十字架」が614年に奪われ帝国の権威は地に落ちた。落ちた威信を取り戻すために、ヘレクレイオスは627年のニネヴェの戦いにおける完全勝利まで狂乱の進軍を続け、628年ついに「聖十字架」奪還に成功し、更にはサーサーン朝ペルシアの滅亡のきっかけを作りました。

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喪服のようなブラックドレス

ルック22 Aラインレースコート

モデル:アイリス・ヴァン・バーン(1990-)

ルック23 リトルブラックドレス

モデル:ニコル・ポラード

ルック24 白シャツ×黒パンツ×ロザリオ

モデル:マニュエラ・フライ(1996-)

ルック25 ブラックコート

モデル:ミュリエル・ベアール

ルック26 カッティング・ブラックレースドレス

モデル:ダフィー・グレネヴェルド(1994-)

ルック27 ビザンティン・シフトドレス

モデル:Patrycja Gardygajlo