ディプティック神戸BAL
2025年6月21日に神戸BALのエントランス左手に出来たディプティックは、神戸BALにとって救いの神と言えます。なぜなら、それまでの神戸BALのエントラス右手にあるメゾン マルジェラの塩漬け接客が「よ~し、新しく賑わっている神戸の香りの聖地を楽しもう!」と気合を入れてやって来た人々の悪霊のような存在だったためです。まさに幸運の女神到来です。
場所 兵庫・三宮
住所 兵庫県神戸市中央区三宮町3-6-1 神戸BAL ANNEXⅤ
電話 078‐335‐7870
最近のディプティックが素晴らしいのは、トレーニングが本当に充実しており、販売員の皆様から香水愛が感じられるところです。ですが、その一方で、大丸神戸店が、その存在理由がなくなる状態になっているのも事実です。なにはともあれ、大阪のルクアイーレ店から移ってこられた長身の女性販売員さんがとても素晴らしいです。
神戸BALの新しい『香りの聖地』誕生

©神戸BAL

© Diptyque

© Diptyque

© Diptyque
1994年9月にオープンした神戸BALは、1970年11月にオープンした京都BAL、1978年にオープンした心斎橋BAL(2004年に閉店。現在はジーユー心斎橋店)に次ぐ『第三のBAL』として誕生しました。
2017年に開業以来初の大規模改装を経て、2024年10月25日にリニューアルオープンしました。グランドフロアに「メゾン マルジェラ」「サンタ マリア ノヴェッラ」「ルラボ」が新たに出店し、既にANNEXにある「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」と併せて、西日本の〝香りの聖地〟を生み出すことになりました。
ちなみにこちらの三階にあるモルトン ブラウンの若い男性販売員様が、なかなか面白い人で、とても素晴らしいです。この方は、かつて大阪高島屋にあったフレデリック・マル/キリアンの男性チーフ様のような空気感を感じさせる人です。
さて、話を戻しましょう。2025年6月21日にANNEX(正面隣のかなり最高な立地)にディプティックの新店舗がオープンしました。
基本的にディプティックの販売員の方々はどの店舗も素晴らしいです。

©神戸BAL

© Diptyque

© Diptyque
ディプティックは、店舗によって接客にムラのあるルラボ、NOSE SHOP、メゾン マルジェラ、ゲランと違い、全体的にサンタ マリア ノヴェッラと同じく、素晴らしい接客が期待出来ます。
そんな中でもこちらの店舗の販売員の皆様は、とても生き生きと元気いっぱいに接客しておられます。最近、一部フレグランス・ショップで気になるのが、不愛想を通り越して、逆カスハラとでも言いたくなるような「一瞬で、空気の悪さを感じる、罰ゲームのような販売員(と名乗ってはいけないレベル)」がいるフレグランス・ショップの存在です。
薄給、かつ定期的なトレーニングなしの放置状態のフレグランス・ショップが多いので、どうしても「お客様は神様ではない」ならぬ「販売員は神様です」という空気が駄々洩れの、香水に対して興味のない、他に働くところがない人々が潜り込んでくる状況が増えています。
ですが、こちらの店舗は、お店に足を踏み入れた瞬間、香りのワンダーランド=ディプティック・ワールドに浸ることが出来る、ワクワクする空気感に満ち溢れています。
これからの香水販売とは、ルシヤージュ 京都様やビュリー神戸様、ル ラボ 京都町屋様、ĖDIT(h) エディット神楽坂様を見ていても感じるのですが、ひとつひとつの香りについて深く知る喜びを感じるコト消費体験が重要であることをこちらのお店も教えてくれます。