チェンジング コンスタンス(先進的な女性、コンスタンス)
香水名:チェンジング コンスタンス(先進的な女性、コンスタンス)
原名:Changing Constance
種類:オード・パルファム
ブランド:ペンハリガン
調香師:ジュリエット・カラグーゾグー
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:75ml/45,100円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム
世にも珍しい塩バターキャラメルとタバコの香り
習慣よりも自らの感覚を大切にしているコンスタンス。変わりゆく時代を象徴する彼女をイメージした香りは、爽やかなカルダモンと刺激的なピメントの意表をつくブレンドで幕を明け、先進的な女性たちの心をもかき乱すような、思いがけない魅力にあふれています。
躍動感あふれる香りと入れ替わるように現れるのは、意外にも誰もが知っている美味しそうな香り。ご存知のように、古い習慣はそう簡単になくなりません。誰もが熱狂する新しいものにも、実は古いものと似通っている点があるのです。でも、コンスタンスは違います。彼女にとって、伝統や習慣は無視するに値するものなのです。
それにしても、塩バターキャラメルに、タバコ・・・!? きっと何かの間違いではないでしょうか?
公式ホームページより
2016年11月、英国のフレグランスハウス・ペンハリガンより、イギリスの上流階級の秘密を表現したコレクション<ポートレート>が発売されました。
「19世紀後半、イギリスの田園地帯に建つ大邸宅に住むジョージ卿とその家族たち、一人ひとりのキャラクターとその人間関係、ユーモア、刺激的なエッセンスを香りで表現する。」(公式ホームページより)。
その第四章として2018年に発売され、2019年6月5日に日本上陸した二作品のうちのひとつ「チェンジング コンスタンス(先進的な女性、コンスタンス)」は、ジュリエット・カラグーゾグーによって調香されました。
男性の服装だったズボンを履くギャルソンヌ・ルックの女性コンスタンスは、ジョージ卿の妻ブランシュ夫人の妹です。幼いころに大好きだった塩バターキャラメルにいまだに弱い彼女は、完璧な仕立てのカシミアパンツに身を包み、トルコ産シガーをくゆらせながらそれをしゃぶっています。
ルールに縛られず、自分の好きなように行動し、とてもスタイリッシュ、そして紛れもなくモダンなこの香りは、ジェンダーを超えたアンドロジニーの香りという位置づけです。
とろけていく滑らかなキャラメルの美しい衝撃
通常のフローラルやウッディ、フルーツ、お酒の香りとは一線を画す、予測できないこの香りは、クールにキンキンに冷えたカルダモンとホットに燃えるピメントの〝冷静と情熱のあいだ〟で翻弄させる、エキサイティングなスパイスの躍動感からはじまります。まるで心のすべての窓が開け放たれていくようです。
すぐに柔らかなシガーの煙に乗って、塩バターキャラメルの香りが広がってゆくのです。鋭いスパイスシャワーから一転して、うっとりさせるスモーキーさに、さらにパウダリーなバニラとカシュメランが加わり、とろけていく滑らかなキャラメルの美しい衝撃に満たされてゆくのです。
冷たくて温かいスパイス、ソルティーなキャラメルとスイートなバニラ、スモーキーなシガーとまろやかなブランデー、それぞれの相反する香りが、同時進行で思うままに素肌をもてあそび、身にまとう回数を重ねるにつれて、もっともっともてあそばれたい感情に支配されてゆくのです。
あなたの肌を翻弄し、夢中にし、やがては支配してゆく、危険な〝新感覚〟の香り(癖になる香り)です。
ボトルキャップのデザインは、それぞれの香りの主人公を動物に喩えた真鍮製のものとなっています。コンスタンスは〝シャモア〟です。シャモアとは、メスでさえも角を持つ珍しいウシ科の動物です。この香りの特徴を捉えたボックスパッケージはクリスティヤーナ・S.ウィリアムズにより描かれたものです。
香水データ
香水名:チェンジング コンスタンス(先進的な女性、コンスタンス)
原名:Changing Constance
種類:オード・パルファム
ブランド:ペンハリガン
調香師:ジュリエット・カラグーゾグー
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:75ml/45,100円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム
トップノート:ピメント、カルダモン
ミドルノート:塩バターキャラメル
ラストノート:カシュメラン、タバコ、バニラ