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ボンド・ナンバーナイン

【ボンド ナンバーナイン】ゴールドコースト(ミシェル・アルメラック)

ボンド・ナンバーナイン
©Bond No. 9 New York
この記事は約4分で読めます。

ゴールドコースト

原名:Gold Coast
種類:オード・パルファム
ブランド:ボンド・ナンバーナイン
調香師:ミシェル・アルメラック
発表年:2019年
対象性別:女性
価格:100ml/70,840円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム

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自由の風を運ぶ、ローズ・フレグランス

©Bond No. 9 New York

ボンド・ナンバーナインより、2019年に発売された「ゴールドコースト」は、ニューヨークのワシントン・スクエア・パークの凱旋門から14丁目の五番街の7ブロックを指す愛称を冠した香りです(もちろんオーストラリアのゴールドコーストではない)。

グリニッジ・ヴィレッジの中心を横切る〝ゴールドコースト〟には、トム・フォードやマーク・ジェイコブスなどを輩出したパーソンズ美術大学をはじめとするたくさんの大学があり、戦前に建てられた赤レンガや大理石の風格ある建物と、知性と個性に満ちた若い学生たちのパワーが見事に同居しているエリアです(ちなみに五番街と言っても、ティファニーやバーグドルフ・グッドマンがあるエリアはゴールドコーストには該当しない)。

日本で、2020年6月10日に発売されたモダンローズの香りは、ミシェル・アルメラックにより調香されました。

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現役女子大生のための〝究極のフルーティローズ〟

©Bond No. 9 New York

近隣の多くの大学やアートやファッションを学ぶ学生のエネルギーがみなぎるワシントン・スクエア・パーク周辺の空気感。その楽観主義とエレガンス、新鮮な空気と無限に広がる可能性をボトルに詰め込んだのがこの香りです。

つまりそんな空気感を実現するために、これまでで最もフレッシュなバラを作りたいと思いました。

ローリス・ラメ(ボンド・ナンバーナインの創始者)

古き良きニューヨークと新しいニューヨークが出会う場所=〝ゴールドコースト〟の香りは、甘酸っぱいライチと熟した甘いアプリコットの中に、シャンパンのように弾けるジューシーなレッドアップルが注ぎ込まれるようにしてはじまります。

すぐにウォーターメロン(スイカ)のアクアティックな風が、躍動するフルーツに落ち着きを取り戻させます。そして、フレッシュなローズが熟成したフルーツを浸していくように加わるのです。この香りのローズは開花するのではなく、どこか発酵するような雰囲気があります。それでいてロマンチックなまでにフレッシュなのです。

やがて、シダーとムスク、バニラが、ローズにパウダリックな気品を与え、洗練された〝笑顔がきれいなクラシック・ローズ〟の残り香で全身を満たしてくれるのです。

自由の女神像から吹く潮風が、バッテリー・パークを通り過ぎ、ワシントン・スクエア・パークの凱旋門を潜り抜け、グリニッジ・ヴィレッジに〝自由の風に包まれたフルーティローズ〟を降り注がせるのです。

まさにニューヨークの女子大生のためにミシェル・アルメラックが生み出した香りだけあって、日本の女子大生にとっても〝究極のローズ〟と言い切って良い香りでしょう。それは若さとエレガンスが奇跡的に同居し、かわいらしさの後ろから知性とパワーが付いてくるようなフレッシュローズの香りです。

フレッシュでありながら、守護神のように長く寄り添ってくれる〝永遠の若さを生む、輝きに包まれるピンクローズ〟の香り。つまりは、あらゆる年齢の女性に〝フレッシュ〟な感覚を生み出してくれる〝洗練されたフルーティローズ〟の香りなのです。

メタリックな輝きを放つローズゴールドのボトルには、かつてニューヨークの地下鉄で使用されていたトークンコインを思わせるブランドロゴがあしらわれています。

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香水データ

香水名:ゴールドコースト
原名:Gold Coast
種類:オード・パルファム
ブランド:ボンド・ナンバーナイン
調香師:ミシェル・アルメラック
発表年:2019年
対象性別:女性
価格:100ml/70,840円
販売代理店ホームページ:ラトリエ デ パルファム


トップノート:ライチ、レッドアップル、アプリコット
ミドルノート:ウォーターメロン、ローズアブソリュート、ローズエッセンス
ラストノート:シダーウッド、ムスク、バニラ