ゲラン阪急うめだ本店
Z世代を中心にニッチ疲れという現象が起きている今、王道フレグランスを求めて、ゲラン帝国の門をくぐる人々が増えています。ゲラン帝国は世界帝国として絶頂期を迎えています。そんな中、日本においてトップオブトップ=ゲラン帝国の香りの女神がおられる店舗が阪急うめだ本店にあります。外見・接客・佇まいのすべてにおいてゲラン帝国を体現しておられます。
場所 大阪・阪急うめだ
住所 大阪府大阪市北区角田町8−7
電話 06-6313-7477
西日本のゲラン帝国の復活

かつて存在したJR大阪三越伊勢丹のコスメコーナー ©GUERLAIN
2011年5月に開業したJR大阪三越伊勢丹により〝伊勢丹の大阪侵攻作戦〟ははじまりました。しかし、僅か4年も満たず大失敗しました。この時、かの地に西日本最大の旗艦店をオープンしていたゲランは、早急に新たに店舗を探す必要に迫られました。
元々、阪急のコスメカウンターの雰囲気が西日本の旗艦店のイメージに相応しくないという考えだったのですが、背に腹は代えられません。2018年1月31日にコスメフロアのど真ん中のオープンスペースに仮設で作られたような、全くラグジュアリー感が感じられない、落ち着かない空間(とにかく横切る人でざわついている空間)に、あろうことか、西日本最大のゲランの旗艦店が誕生したのでした。
そして、数年の月日が流れ、2021年3月31日にようやく満足のいくスペースにしっかりとした旗艦店がリニューアル・オープンしました。2023年10月まで名古屋及び関西においてブティック・ライン(「ラール エ ラ マティエール」など)が置いてある唯一のアルティメット店でした。
この店舗にはフレグランス・エキスパートの方が1名おられ、通常のゲランのコスメカウンターでは味わえないゲラン帝国の真髄を教えてくれていました。
ゲラン帝国の後を継ぐもの

阪急うめだ ©GUERLAIN
これはゲランが帝国と呼ばれる所以なのですが、フレグランスからはじまるコスメ・ブランドだけあって、エキスパートの方以外でも、候補生的な方々がおられ、その方々のフレグランスの接客力もとても素晴らしいものです。
現在、ゲラン阪急うめだ本店には、2022年秋にフレグランス・エキスパートになられた女性販売員の方がおられます。
この方は、元々、京都大丸の店舗におられました。ちなみに京都大丸の店舗ではブティック・ラインの香水は扱っていないのですが、この方は、ゲランの香りに対する愛の深さによって、しっかりとゲランの香水の歴史、廃盤になった伝説の香り、現在販売中のすべての香り、他ブランドの香りを学習した上で、見事エキスパートの地位を勝ち取られたのでした。
私は、香りは愛で売るものだと思います。ゲラン帝国には、香水を愛する人々に是非会って頂きたい『女神様』のようなエキスパート様が何人かおられます。特に、この方はずば抜けています。ここでこの顔他の素晴らしさについて羅列させて頂きます。
- 『ゲランの名香』について、ひとつひとつの香りに詳しいだけでなく、自分の言葉で〝香りのものがたり〟をお伝えできる。ご自身の「ジッキー」への愛の深さを伝えて下さったときの、心に響く言葉の美しさには、すっかり感動したものです。
- ただ単に一方的な香りに対する情熱を発するのではなく、最初はブランドを体現する高嶺の花の雰囲気を保ちつつ、お客様の熱量に合わせて、香りに対する情熱を解放してくださります(これは、ある種の女性が持ちうる女優的才能です。つまり華があるということです)。
- 暗記するだけでも大変な膨大な『ゲランの香り』について、自分自身でも色々調べた上で肉付けし、自分の言葉で、ひとつひとつの香りに生命を吹き込むような『名人芸』のような説明をされます。とにかく言葉の引き出しが多くて、すべてがスペシャルな方です。
- 他ブランドに対する敬意と探究心も深く、「本当に香水が好きなんだ」ということがよく伝わる。
- ゲランを徹底分析したカイエデモードだからこそ言わせて頂いてもよいと思うのですが、ゲランの香りを〝端的に説明するためには〟、お客様にお伝えする必要のない100倍もの香水知識を自分の血肉にする必要があります。彼女はそのレベルに到達している方です。
- 最後にもっとも重要な事なのですが、美容部員の方々は、女社会で生きているので、口の悪い方や、性格に一癖も二癖もある方が多いのですが、とにかく〝いい人オーラ〟が滲み出ておられます。
つまり、この方は、東京でO様直々に育てられているエキスパートに匹敵する『未来のトップオブトップ』だと思います。
さらに、こちらの店舗には、エキスパートを目指し、「心」のある接客をされる素晴らしい販売員の方々がおられます。これは素晴らしいゲラン店舗とそうでないゲラン店舗の違いなのですが、素晴らしいフレグランス・エキスパートがおられる店舗は、店内トレーニングやお客様に対する接客姿勢をOJTで見せているので、他のスタッフも深い香水愛を持つことになります。
一方で、そうではないフレグランス・エキスパートがおられる店舗は、「何かお決まりですか?」接客もしくは無言で隣に立っているゾンビ接客 OR コバンザメ接客を行うスタッフが沢山いる、活気のない店舗となります。
「ゲラン 阪急うめだ本店」は、素晴らしいフレグランス・エキスパートの下で、多くのスタッフの方々により、純粋に香りへの愛がお客様に伝わる空気が漂う、唯一無二の素晴らしい空間だと私は思います。
