ジミー チュウ フィーバー
原名:Jimmy Choo Fever
種類:オード・パルファム
ブランド:ジミー・チュウ
調香師:ナタリー・ローソン、オノリーヌ・ブラン
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:60ml/12,320円、100ml/16,170円
女性がジミー・チュウに求める香り!
7年目にして、女性がジミー・チュウというブランドに求める香りがついに発売されることになりました。それはヒールの高いシューズの音をカツカツ響かせながら、美しい脚を鼓舞する香りです。
この香りの名は「ジミー チュウ フィーバー」。2011年2月に発売されたジミー・チュウ初のフレグランス「ジミー チュウ オード パルファム」のフランカーとして、2018年8月29日に「ジミー チュウ マン ブルー」と共に限定販売されました(限定数は2万ボトルとも・・・)。ナタリー・ローソンとオノリーヌ・ブランにより調香されました。
ジミー・チュウのスティレットヒールは、歩くためにあるのではなく、男性の視線をかっさらうためにあるのです。と言わんばかりに、グレープフルーツの果汁が入り乱れて飛ぶようにしてこの香りははじまります。
すぐに、本当にすぐに、ライチ、ブラックプラム、ネクターの香りがすべてを呑み込んでゆきます。この三つの香りをメイクアップに変換すると、スモーキーなアイシャドウ、ツヤ感たっぷりのハイライト、ぷるぷるしたリップでしょうか、要するに、一点の曇りもなく目的がはっきりしているトップノートなのです。
セクシーでグラマラス、でありながらも洗練されているので、文句のつけようのないムーディーな存在感を生み出してくれます。つまりはムンムンムラムラしていないということです。
やがて、ジミー・チュウのスティレットヒールのように、スタイルをより良く見せてくれるパウダリーな(アーモンドのような)ヘリオトロープが、あなたの身長を10cm持ち上げてくれます。そして、スパイシーなバニラ・オーキッドとジャスミンにコーヒーが混ざり合います。
嗚呼・・・フローラルとグルマンのコントラストの果てに到達する催眠地獄。クリーミーなサンダルウッドとメープルシロップのような蜜の如しベンゾインが、トンカビーンの香ばしい甘さを誘発し、うっとりする催涙ガスのように周りに広がってゆきます。
ジミー・チュウを履いた露わな生脚をおもむろに組みかえます。と同時に漂う香ばしいプラムの香り。この香りの本当の名は「レッグフィーバー」。脚を歩くために使うのではなく、男の視線をかっさらうために使う女の潤滑油なのです。
2018年から19年にかけて、メイクアップ・ラインのローンチを予告したジミー・チュウ。フレグランスの売り上げの半分以上を占めるのはアメリカとイギリスでした。そんな二国のマーケットを強く意識した広告のキャンペーン・モデルは、アメリカ人モデルのハナー・ファーガソン(1992-)でした。
香水データ
香水名:ジミー チュウ フィーバー
原名:Jimmy Choo Fever
種類:オード・パルファム
ブランド:ジミー・チュウ
調香師:ナタリー・ローソン、オノリーヌ・ブラン
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:60ml/12,320円、100ml/16,170円
トップノート:グレープフルーツ、ライチ、ブラックプラム、ネクター
ミドルノート:ヘリオトロープ、バニラ・オーキッド、ジャスミン、オレンジ・ブロッサム
ラストノート:ベンゾイン、トンカビーン、サンダルウッド、コーヒー、ヘーゼルナッツ、バニラ