究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ
ジョー・マローン・ロンドン

【ジョー マローン】ハニーサックル & ダバナ コロン(アン・フリッポ)

ジョー・マローン・ロンドン
©Jo Malone London
この記事は約4分で読めます。

ハニーサックル & ダバナ コロン

原名:Honeysuckle & Davana Cologne
種類:オーデ・コロン
ブランド:ジョー・マローン・ロンドン
調香師:アン・フリッポ
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:30ml/11,880円、100ml/23,650円
公式ホームページ:ジョー・マローン・ロンドン

スポンサーリンク

つる人間!戦慄!マタンゴの香り!

©Jo Malone London

©Jo Malone London

英国の田園地方において、いたるところに自生しているハニーサックルから溢れる、まばゆいばかりのフローラルの香りを中心に、フレッシュなローズにフルーティーな緑葉植物のダバナを合わせた香りが、2018年9月7日に発売されました。アン・フリッポにより調香されたフローラルの香りです。

木に巻きつき、その木を虜にしてしまった」ようにも見えるハニーサックルが生息する、よくある英国での日常風景を、ジョー・マローンのフレグランス・ディレクターのセリーヌ・ルーは、女性と男性に置き換え香りに託しました。

日中のハニーサックルの香りはそれほど強くないのですが、フレッシュでフローラルでした。夜には、一度味わうと虜になりそうな官能的な香味が強くなります。

アン・フリッポ

ハニーサックルの天然香料は存在しないので、セリーヌとアンは、グロスターシャーのウェストンバート国立森林公園で、ハニーサックルの一日の香りの変化を分析するためにヘッドスペース法を使用しました。

フルーティーなダバナの香りからこの香りははじまります。すぐにフレッシュで明るいローズオキシドとネロリの香りが絡み合いグリーンな側面が追加されます。

やがてハニーサックルがオスマンサスと共鳴し合い、みずみずしくもクリーミーな香りで香り全体を包み込みます。そして、青々しいモスと、大地を感じさせる温かいサンダルウッドがローズと柔らかく絡み合うようにドライダウンしていきます。

スポンサーリンク

ポスト・クリスティーヌ・ナジェル

フレグランス・ディレクターのセリーヌ・ルーと調香師のアン・フリッポ。©Jo Malone London

ハーブガーデンで打ち合わせする二人。©Jo Malone London

アンは、ポスト・クリスティーヌ・ナジェルとして評判の調香師です。©Jo Malone London

国立森林公園にいるときに、1日の中でハニーサックルの香りが変化することが分かりました。これは思いがけない発見でした。私たちは3度、その香りを嗅ぎましたが、毎回違う香りがしました。

1日の時間の経過とともに香りが変化し、さまざまな蝶や蜂をひきつけていることが分かりました。夕方になり、この後もさらに香りが変化するかどうか知りたかったので、夜中にもう一度戻って香りを確かめました。その香りは1日を通じて、次々と興味深い変化を遂げていました。

セリーヌ・ルー

フレグランス・コンバイングとして、セリーヌは、「ウード & ベルガモット コロン インテンス」が、男性でも女性でもよく合い、エレガントなウッディの香りが効いており、女性には「ピオニー & ブラッシュ スエード コロン」がとても官能的で、しかも女性らしい香りになると推奨しています。

一方、アン・フリッポは、「ダーク アンバー & ジンジャー リリー コロン インテンス」がハニーサックルのみずみずしさが官能性と温かさを引き立ててくれ、また、「ウード & ベルガモット コロン インテンス」も、フローラルな味わいが増して面白いと推奨しています。

それぞれのコンバインの楽しみを見つけ出せるのも、ジョー・マローンのフレグランスの魅力のひとつです。

スポンサーリンク

香水データ

香水名:ハニーサックル & ダバナ コロン
原名:Honeysuckle & Davana Cologne
種類:オーデ・コロン
ブランド:ジョー・マローン・ロンドン
調香師:アン・フリッポ
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:30ml/11,880円、100ml/23,650円
公式ホームページ:ジョー・マローン・ロンドン


トップノート:ダバナ、ローズオキシド
ミドルノート:オスマンサス、ハニーサックル
ラストノート:モス(苔)