アンブル デ メルヴェイユ
原名:L’Ambre des Merveilles
種類:オード・パルファム
ブランド:エルメス
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:2012年
対象性別:ユニセックス
価格:不明
価格:1,000円 |
第四弾〝天空を舞う魔法の粉〟
2003年にマルタン・マルジェラの後任としてエルメスのウィメンズラインのクリエイティブ・ディレクターに、ジャン=ポール・ゴルチエ(2004年AWから2011年SSまで)が就任しました。そして、彼の就任を祝うように、翌2004年に「オー デ メルヴェイユ」が発売されました。
同年エルメスの専属調香師に就任したジャン=クロード・エレナは、翌2005年にラルフ・シュワイガーと共に「パルファム ドゥ メルヴェイユ」を調香し、温かみのあるワインのような香りを生み出しました。
そして、その第三弾として2006年に発売されたのが、キャラメル・ブール・サレ(塩バターキャラメル)からヒントを得て生み出された「エリクサー デ メルヴェイユ」でした。
さらに2010年に、〝クリアさ〟を突出させた第四弾「オー クレール デ メルヴェイユ」が生み出されました。それは、シュワっと柔らかに弾けるアルデハイドの星雲の下で、ウッディなバニラが、パウダリーな天空の森を作り上げ、ヴェールのようにクリーミーなフローラルとソルティーなアンバーに包まれてゆく〝天空を舞う魔法の粉〟でした。
そして第五弾〝魔法のアンバー〟
そして、2012年に誕生した第五弾が「アンブル デ メルヴェイユ」です。その意味はずばり〝脅威の/魔法のアンバー〟です。
アンバーがもっとも美しくなる瞬間。つまりは、太陽の光や、秋風や、白い粉雪といった自然に愛される瞬間に生み出されるアンバーの魅力を素肌と全身で愛でるように身に纏う香りなのです。
2004年に生み出されたオリジナルの香りが、アンバー(アンバーグリス)が生み出す塩辛い肌の魔性のきらめきであったのに対し、こちらはアンバーが生み出す甘い肌の魔性のきらめきに焦点を当てています。
ジャン=クロード・エレナという調香師の精神の素晴らしさは、今まで生み出された(他の調香師の)香りと共存するように、オリジナルの世界観を尊重し、さらに広げていくような創造が出来るところにあります(似たような香りを作ることを重要視していない)。
パウダリーなデカイパー・バタースコッチ・キャラメル
エレナによる〝第三の魔法の水〟は、秋を迎えた地球に到来した黄金の煌きを受け、輝くアンバーが透き通るようなオレンジ色のミストとなり、全人類の肌に降り注ぐ、非日常を光り輝かせる奇跡のファンタジーからはじまります。
オレンジピールが秋の太陽のように、清らかなパチョリに包まれたスパイシーアンバーに降り注ぐのです。それはまるで太陽と大地が遭遇した瞬間、鮮やかなアンバーが甘くて苦くてソルティーなきらめきを解き放つようです。
すぐにクリアなシダーウッドとフルーティなオスマンサス(ほんのちょっとだけ)が、秋の大地の清らかな空気を肌の上に〝魔法のように〟生み出してゆきます。
そして、アンバーは、ペルーバルサムとラブダナム、バニラと遭遇し、デカイパー・バタースコッチ・キャラメルのようなコクのある甘さを加え、魔法をかけられたように、輝きを艶やかさに変えてゆき、パウダリーなリッチさに肌は包み込まれてゆくのです。
まるで黄金色の大地に抱きしめられるように、涼しい秋風と清らかな大気と愛する人の温かい吐息が心の澱みを、吹き飛ばしてくれるような香りです。
それはエルメスの公式説明文に書いてある〝温かく官能的なアンバー、パチョリ、バニラの香りからなる、神秘と驚異の蒸留酒です〟そのものであり、温かな抱擁のようでありながら、ミステリアスで官能的な〝最も危険なアンバー〟なのです。
どこにでも身に纏う事が出来るアンバーほど、危険なアンバーはないのです。
香水データ
香水名:アンブル デ メルヴェイユ
原名:L’Ambre des Merveilles
種類:オード・パルファム
ブランド:エルメス
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:2012年
対象性別:ユニセックス
価格:不明
シングルノート:アンバー、バニラ、ラブダナム、パチョリ、ペルーバルサム
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