フェアリー
原名:Feerie
種類:オード・パルファム
ブランド:ヴァン クリーフ&アーペル
調香師:アントワーヌ・メゾンデュー
発表年:2008年
対象性別:女性
価格:50ml/14,300円、100ml/22,000円
さあ、〝フェエリ=妖精の国〟へようこそ。
ヴァン クリーフ&アーペルから2008年に発売された「フェアリー」は、フルーティ・フローラルの香りです。アントワーヌ・メゾンデューにより調香されました。2010年に発売された「ミッドナイト イン パリ」とカップリング・フレグランスです。
実はフランス語で「Feerie」と書かれているこの香りの名の正確な読み方は「フェエリ」です。その意味は、〝妖精の国〟です。フランス・パリ・モンマルトルにあるキャバレー≪ムーラン・ルージュ≫で流れているテーマ曲のタイトルもコレなのです。
「レディ アーペル フェアリー ウォッチ」
この香りのインスピレーションの源は、1940年代からはじまる「フェアリーコレクション」の集大成として2004年に登場した「レディ アーペル フェアリー ウォッチ」です。
そして、2006年にヴァン クリーフ&アーペル100周年を記念し「ポエティック コンプリケーション コレクション」の一環として「レディ フェアリー ウォッチ」は定期的に発表されることになります。ちなみに2021年1月に新作の「レディ フェアリー ウォッチ」(15,048,000円)が発表されました。
星々のきらめく天の果て越えて、メルヘンの世界へひとっ飛び
妖精がメタルの小枝の上に腰掛けるリングホルダー付きのキャップと、夜空のようなミッドナイトブルーのガラスボトルのデザインからキャンペーンフィルム、そして、香りに至るまで徹頭徹尾〝妖精の国〟のメルヘンの世界へと運んでくれる「フェアリー」。
この香りは、青ざめた魔性の美女と桃色の小妖精が語らうように、森から摘んできたばかりのベリーのみずみずしい甘酸っぱさと砂糖漬けのヴァイオレットの透き通るような甘さからはじまります。
すぐに冷風に乗ってブラックカラントとオレンジの香りがひんやりふんわりと漂ってきます。それは水晶で作られた真夜中の世界のようです。
さぁ、アイリスのパウダリーさによって、あなたの背中に翼が生えてゆくのです。星のように輝く水晶を集めにいきましょう。
やがて、イリスバターが粉雪を舞い散らせ、一転して、魔法使いのようにミステリアスなフルーティーローズが現われ、ジャスミンを従え、華々しく花を咲かせる総天然色の〝妖精の国〟へと様変わりしていくのです。
クリードの「ラブ イン ブラック」とよく比較される香りです。
香水データ
香水名:フェアリー
原名:Feerie
種類:オード・パルファム
ブランド:ヴァン クリーフ&アーペル
調香師:アントワーヌ・メゾンデュー
発表年:2008年
対象性別:女性
価格:50ml/14,300円、100ml/22,000円
トップノート:ヴァイオレット、ブラックカラント、レッドベリー、イタリアン・マンダリン
ミドルノート:ブルガリアン・ローズ、エジプト産ジャスミン
ラストノート:アイリス、ベチバー